Decoration Dreaming!

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配信ライブの感想 (その1)

コロナにより世界が変わってしまった昨今、ライブの形態も変わりつつある中で、自分にとっての「ライブ」とはなんだろうかとよく考えます。オンラインライブと称してライブの配信映像を見る体験は果たしてライブなのだろうか。とはいえオンラインライブという体験は今だけのものかもしれないので、一通り感想はメモしておこうかなと。

TrySail Online Studio LIVE (8/29, 9/20)

事前収録ライブということでBDに収録されたライブ映像を見るようなものかと思ったら、どちらかというとMVを見ているような感覚でした。事前収録だからこそできるカメラワークや演出もあったけど、それが良くも悪くもライブっぽさを失わせてしまった気が。とはいえリアルライブでは絶対できないカメラワークとかもあってそこはとても良かったし、特に『High Free Spirits』や『adrenaline!!!』のカメラはスタジオライブならではの臨場感でした。

ただ「1時間半のライブ」を銘打っておきながらライブパートが45分で残りはアフタートークというのは、どうしても物足りなさと肩透かし感があったなと。45分経ってスタジオに映像が戻り「もう半分終わったのか」と思ったらライブがそれで終わりで、続きは別料金というのはちょっと。Part1と2合わせればライブ1本分の価格と曲数なので価格が高かったとは思わないんですが、期待値コントロールの難しさを感じました。5周年ライブがこんな形で終わってしまうのは悲しいので、何らかの形でリベンジして欲しいなあ。

色々言いましたがもちょは最高に可愛かったです。Agapanthusライブのリベンジも決まりましたし、とても楽しみです。止まっていた時が動き出したというと大げさかもしれないけど、そんな気持ち。

シンデレラたちの24時間生放送 (9/5-6)

的場梨沙がステージに立つ日がついに来たのに、その光景を配信を通してしか見れないというのはちょっと複雑な気持ちではあって。元々は「SS5A」的なイベントとして計画されていたんだろうなぁと思うと悔しいですが、真の意味でステージに立ってくれるその日を楽しみに待つことにします。『輝け!ビートシューター』、このステージを待っていたんだ。

小市眞琴がキレッキレのダンスで引っ張って、集貝はなが必死に食らいついていくその感じが、まさしく結城晴と的場梨沙でした。そこに小市眞琴と集貝はなの先輩後輩としての関係性や、梨沙に声がつく前から小市さんが梨沙のことをすごく大事に思ってくれていたこととか、そういったキャラクターと演者の物語が重なり合ってステージの上で形になる、この体験が「2.5次元」ならではのものだと思うんですよね。7thの名古屋で梨沙に声がついたことを受けて涙してくれた小市さんが、この日ビートシューターとして梨沙と一緒にユニット曲を歌っている、それがもうこの日のライブのすべてでした。次こそは現地で見届けられることを願ってます。

配信ならではの新しい試みだったARライブは雰囲気が出ていてよかった一方で、目の前をオブジェクトが通ったり、全体的に引きの絵が多かったり、解像度の差が歴然としたりして没入感を削ぐ部分も多く。まだまだこれからの技術だと思うので、今後に期待したいところ。あとライブじゃないんですけどFunky Dancing Nightでのじょが莉嘉としてラップを披露してくれて最高だったということを申し添えておきます。『リトルリドル』めちゃくちゃ良かった……。

行く予定だったライブたち

あまりにもライブがなさすぎて更新ネタがないまま放置していたら邪魔な位置に広告が出てしまったので、コロナによって中止になってしまった、チケットを確保していたライブたちをここに記録しておこうと思います。

日程 ライブ
3/8 ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~
3/21 THE IDOLM@STER SHINY COLORS SPRING PARTY 2020
4/19
4/26
5/17
麻倉もも Live Tour 2020 "Agapanthus"
5/2
5/3
THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY
5/23
5/24
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!!
6/27
6/28
TrySail 5th Anniversary Live "Go for a Sail"

失われたライブが多すぎて辛いですが、今は少しでも早く元通りにライブができる日が来ることを心待ちにしています。というかもちょに会える機会がこの期間だけで6回分潰れていて泣くしかない。念願のライブツアーだったのに……。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock! @京セラドーム大阪

シンデレラ7thライブ千秋楽、大阪公演のテーマはロックということで、とにかく生バンドによる演奏が最高なライブでした。普段は特段印象に残らないような曲でも生バンドで聴くとめちゃくちゃ映えたりして、これまでのどのシンデレラのライブよりもバックの演奏に意識を向けて音楽を楽しんだライブだったし、どの曲も楽しみにできるって純粋に凄いことだなと。ステージ構成も演出もかなりシンプルでしたが、その分演奏とパフォーマンスに集中できたのでよし。センターステージくらいは欲しかった気持ちもありますけども。

個人的なところでは、大阪は良くも悪くも「推し」が少なかったのでその分気楽に楽しめたなと。選曲や出番、歌唱メンバーに一喜一憂しなくて済むという意味では、7thの中で最も純粋に「ライブ」を楽しめた公演かもしれないです。好きなキャラがいてくれたほうが楽しいのは事実なんですけど、担当がいるライブって色々と細かいところが気になってしまう性分なので。

  • 開幕『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』からすでに「見たい/聴きたいものをお出しされた」感がすごくてブチ上がりました。開演前にちょうど生バンドで聴きたい曲として思い浮かべてた曲だったんですよね。「だ・か・ら! 拓け!」のところは6th名古屋での奈緒への返答のような気がして熱かった。

  • 和ロックはほんと生演奏が映えるなあという『美に入り彩を穿つ』『義勇任侠花吹雪』。好きです。

  • まさかやるとは思ってなかった『オウムアムアに幸運を』。梨沙が歌った初めての曲であるこの曲はリリース以降めちゃくちゃ聴いてるし大好きなのですが、だからこそ下手な形ではやってほしくないと思っていたので、オリジナルメンバー2人だけでの歌唱というのは正解でした。そして2人だけの歌唱でもだいぶ響いたので、オリジナルメンバー5人での歌唱が楽しみ。

  • フォーリンシーサイド新曲良かった。花井美春はやっぱり歌上手いなぁ。最後に拳を合わせるのがまたエモい。そして毎回ライブのたびに年齢を言ってきた東山奈央がついに次に「28ちゃい」になるというのが更にエモい。

  • 『生存本能ヴァルキュリア』で気づいて以降、出番があるたびに注目してしまったのが関口理咲。歌声は通ってて力強いし、ダンスのキレもあるし、何より白雪千夜というキャラクターをステージ上で表現してる感が徹底してて強かったです。緊張してたのもあるんでしょうけど表情が全然動かなくて、自分の役割に徹してる感じが凄く千夜でした。2日目の『TRUE COLORS』の終盤くらいでだけちらっと笑顔を見たような気もするけど。あと挨拶とかトークでのポンコツ感も面白かったです。

  • 『Trust me』の「火をつけろ発火!」で燃え上がる炎がド迫力&マジで熱かったの最高でしたね……。1日目はアリーナA、2日目はアリーナBだったので全身で熱と音圧を感じられて、これぞライブでしょ。それ以降も火柱が上がるたびにぶち上がる感じになっていた。

  • 発火の次は『薄荷 -ハッカ-』という。この曲は何気に2ndぶりなわけですけど、好きな曲なので久々に聴けて嬉しかった。北条加蓮への理解はあまり深くはないんですけど、この曲から感じる儚さが自分の中での加蓮のコアイメージなんだなと思います。アコースティックコーナーだったのもとても良かった。

  • そして『in fact』。生演奏でアレンジが入った結果ちょっと前向きな印象の曲に変わっていて、幕張で披露された『to you for me』からの流れも感じてとても良かった。『in fact』は披露するたびに毎回変化を見せてて凄いなと。生演奏がバラード系の曲にも合いすぎていて、やっぱりこれからもガンガン生バンドやっていくべきではと思いました。

  • 『Palette』、地味に生バンド映えする曲だなあというのが新鮮でした。くるくる入れ替わるフォーメーションも良かった。

  • Velvet Rose『Fascinate』、雰囲気というか世界観をちゃんと作り上げてたのが強い。上でも触れた関口理咲のパフォーマンスがとにかく良くて、今後どんな歌を歌っていくか楽しみです。佐倉薫もちとせとしての空気感をしっかり纏っていて、ダークな雰囲気の曲で活躍できそうだなと。

  • 『双翼の独奏歌』、とにかく「双翼の独奏歌」って台詞を合わせるところがビシッと決まっていて痺れました。あとまれいたそ&しきくんがイチャイチャしてるのがめっちゃ楽しかったです。もっとやれ。

  • 大阪のカバー曲は『HOT LIMIT』でゲスト西川貴教だ! みたいな予想をよく見たのですが、自分はやめてくれと思っていたので『HOT LIMIT』をゲストなしのはっしーソロで最後まで歌ったのはほんと100点でした。やるとしても全体曲扱いになるのではと思ってたのでソロでやってくれたの嬉しかったなあ。しまむら的にもオールオッケー! 西川貴教コラボは次のバンナムフェスあたりでやるよきっと。

  • 牧野由依『エヴリデイドリーム~マイ・スイート・ハネムーン』が素晴らしかった。感情の込め方に圧倒されて放心状態で聴いてたし、これを佐久間まゆというキャラとずっと向き合ってきた牧野由依が歌うことにすごく意味がある。最近のシンデレラガールズは良くも悪くも丸くなってるけど、元々デレはめちゃくちゃ尖った個性のキャラを「アイドル」というパッケージに詰め込んだゲームだったわけで。最近忘れがちなんですけど(少なくとも初期の)佐久間まゆヤンデレキャラで、今回の『エヴリデイドリーム』はまさしくヤンデレとしての佐久間まゆが詰まっていたと思うのです。「デートはいつも二人の世界、誰にも邪魔はさせないから」って部分、普段はポップな曲調で目立たなかった「意味」が浮かび上がってくる感情の込め方にほんとゾクッとしました。これ幕張公演でも歌った曲なんだぜ……表現の違いでこれだけ印象が変わるんだなあと改めて感じたし、アコースティックコーナーならではだなあと。そしてその流れでハネムーンに繋がるのがまさに物語。いつも通りのようでいて全然違った曲に感じられる瞬間、最高でした。

  • アコースティックコーナーからの雰囲気をちゃんと塗り替えてくれた『夏恋 -NATSU KOI-』。オーオオオーオオオーって叫ぶの楽しい。そしてステージがビカビカ光りだして何だ何だ、からの『Great Journey』! アニメOPかのようなポップな曲調、これから何が起こるのかとワクワクする感じ。プリコネイベントのEDという発想がなかった。

  • 総選挙組での『Sun! High! Gold!』。「遅れて咲いた花ほど元気をためている」っていう歌詞が本当に新規ボイス組に響く、いや的場梨沙は歌ってないんだけどさ。星希成奏も中澤ミナもすごくりあむと雪美という感じでした(語彙力)。特にこの後のMCでのりあむがマジでりあむだった。梨沙に声がついてからこのライブを迎えられてよかったなあと改めて思いました。梨沙に声が付く前だったら、きっと複雑な想いで見ることになっていたと思うので。

  • アスタリスクの二人での『Twilight Sky』、やっぱこれなんだよな感が半端なかった。もちろん自分はSS3Aのトワスカが最高に大好きなんですけど、このオレンジと青に染まる光景がトワスカの原点だなと思うのです。アリーナ前方だったので迷わずUO折れたの気持ちよかった。

  • 大阪公演のMVPは松田颯水だったなと思います。1日目の『PANDEMIC ALONE』は炎の熱さも相まって盛り上がったし、サビでUO折るのが楽しすぎて。2日目の『毒茸伝説』は、加蓮が歌わなかったことへの残念さもちょっとありましたが(6th名古屋に引き続き!)、迫力ある力強い声を出せるメンバーでの歌唱で強かった。そして何と言っても『紅』。会場全体が赤のサイリウムを「X」の形に掲げるあの光景が今でも深く心に残ってます。この歌をライブのラストにあれだけ力強く歌えるさっつんは本当に凄い逸材だと思うし、さっつんのポテンシャルを存分に活かしたライブでもあったなと。最後の挨拶もグッと来てしまった。大阪公演のロックを託されたのが星輝子だったという事実がエモいし、2ndライブ開演前に流れていたときの「あの」『紅』を覚えていればこそ、今回ちゃんと会場も仕上がった状態で聴けたことが感慨深いです。これを現地で聴けてブチ上がれたの本当に最高でした。

7thライブは各公演ごとにテーマを絞って実施したことでかなり尖った公演を実施できており、刺さる人にはとことん刺さるライブだったなと感じます。テーマごとにこれだけのバリエーションを出せるのはシンデレラガールズが培ってきた引き出しの広さを感じるし、巨大ミラーボールに生バンドとライブ演出面でも振り切っていて楽しいライブツアーでした。あとドーム公演が当たり前になってしまったシンデレラガールズマジ大きくなったなという。

一方でシンデレラガールズはいろいろなものがごちゃまぜになって出てくるところが良さでもあるので、少し「いつもの」ライブが恋しくなる部分もありました。どうしても今回はテーマに沿ったキャラのほうが強かったので。あと名古屋大阪を見てしまうと幕張ももう少し頑張ってほしかった気持ちになる。リアルしんげきはめちゃ楽しかったけど、あれはあくまで幕間ですし。

とはいえシンデレラガールズというコンテンツのポテンシャルの高さを見せつけられたライブツアーだったなと思います。去年の今頃はこんなに前向きな気持ちでツアーを終えられるなんて思ってなかったし、これからのシンデレラガールズが本当に楽しみです。次は9月ということでおそらくデレステ5周年合わせのライブなのですが、きっとそこが的場梨沙の初ステージになるので今から心の準備をしておかなければ……。

LoveLive! Series 9th Anniversary ラブライブ!フェス

μ'sが4年ぶりにステージに立つということで、これは行かねばなるまいと参加してきたラブライブ!フェス。都心はLVすら争奪戦で、自分は初日を取り逃したので2日目だけLVで参戦する予定が、前日の機材開放席の争奪戦にチャレンジしたらなんか取れてしまったので急遽両日参加することに。μ'sと再会できる記念すべきステージを現地で見ることができて本当に嬉しいし、Finalの『僕たちはひとつの光』の「また会おう、呼んでくれるかい? 僕たちのこと」という約束が叶う日だったのだなと。

虹ヶ咲はキャラも知らないしほぼ初めましての状態でしたが、『CHASE!』が疾走感のある曲でパフォーマンスにも迫力があってとても良かったです。楠木ともり演じる優木せつ菜は予習で聴いていたもう1曲も好きなので、虹ヶ咲追うなら取っかかりはこの子かなあと思ったり。あとは久保田未夢『Starlight』が流石の貫禄という感じでした。『あなたの理想のヒロイン』『夢への一歩』あたりも良かったので虹ヶ咲ちょっと興味出てきたかも。アニメも決まっているということなのでまずはそこか。

Aqoursの各ユニットでは『P.S.の向こう側』『LONELY TUNING』『Guilty!? Farewell party』といった入手困難曲を聴けたのが良かったです。『Guilty Eyes Fever』はバンナムフェスで聴けましたが、上記の曲はライブでもタイミングが合わず聴けていなかったので、1日目現地勢としては嬉しかった。Saint Snow『Believe again』は田野アサミの芯のある歌声が強かった。Aqoursはやっぱり『WATER BLUE NEW WORLD』が素晴らしい。これ今回も2日目だったせいで現地では未だに聴けてないのでどこかで回収したいところ。

そしてμ's。もう『僕らのLIVE 君とのLIFE』でステージに出てきただけで大興奮というか、また会える機会を作ってくれて感謝だし、噛みしめるように聴いてました。会場のボルテージが一段上がった感じがして、やっぱりμ'sにまた会える日をみんな待ってたんだなあと。メドレー内とはいえまた『No brand girls』でぶち上がれたの最高に楽しかったし、『KiRa-KiRa Sensation!』の「奇跡それは今さここなんだ、みんなの想いが導いた場所なんだ」って歌詞が本当に沁みた。そして『Snow halation』。オレンジに燃え上がるあの光景に、またこうして立ち会うことができて良かったです。

そんな訳で良いイベントだったのですが、やっぱり心残りなのは、こんなスクールアイドルの祭典と呼べるイベントでなぜ最後に全員で『SUNNY DAY SONG』を歌わなかったのかという。ここで歌わなくてどこで歌うんだって感じだし、この曲は絶対歌うと思ってたので消化不良感が残ってしまったのが正直なところ。最後にアンコール後っぽいTシャツを着て出てきたのに挨拶して終わり、アンコール無しだったのはちと物足りない。

全体としてもグループを横断したコラボレーションはなかったし、色々難しいのは理解しつつもフェスを謳うライブイベントの構成としてはもう少し頑張ってほしかった感はあります。とはいえ東京ドームに立ってすらμ'sの名前を出さなかったAqoursからμ'sの話が聞けたりしたのは前進だとは思うので、今後に期待でしょうか。1日目ラストで感極まって「スノハレ最高でした……」としか言えなくなっていた伊波杏樹の姿はとても印象的でした。

ともあれ、やっぱり自分はμ'sが好きなんだなと再確認するライブでした。最後の挨拶で新田恵海が「私たちはずっとμ'sです!」「μ'sic forever!!」という言葉を再び伝えてくれて、もっとμ'sと会いたいと改めて思いました。μ'sのニューシングルも決まってて、贅沢言えばこれも今回披露してほしかったけど、「次」披露するために取っておいたんだという見方をしたいところ。Saint SnowがA-RISEの話題をちょこちょこ出してましたが、A-RISEも揃えば今度こそ『SUNNY DAY SONG』聴けるのだろうか。最近ラブライブ!からはやや離れ気味だったんですが、その「次」を実現するためにまた応援していきたいなと思います。まずはスクスタをインストールするところからかな……。

2019年の振り返りとおすすめ作品

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ライブ感想メインのブログとして運用してきた本はてなブログですが、2020年はもう少しアウトプットの幅を広げていきたいなと思っております。まあ毎年思ってるので今年もあまり変わらないような気もしますが!

とりあえず毎年これだけは何とか続けようとしている前年の振り返り記事をお届けします。毎年何作品かピックアップして紹介する形式にしてたんですが、記録も兼ねてもう少し幅広いトピックについて振り返っておこうかなと。

イベント関係

イベントに関しては2019年も行けるものには行く精神で行った結果、LVやディレイ、トークショーなど諸々込みで34イベント参加となりました。多いな! ミリオンが最多の9イベントなので、ツアーにLV込みで全参加したのが数を大きく伸ばした要因です。ちなみに2018年は27イベント、2017年は34イベントだったので、今の興味範囲でイベント参加するとだいたいこれくらいになる模様です。

印象的だったのはやっぱりシンデレラ7th。幕張ではmiroirのパフォーマンスがとても良くて、推しを増やすことで楽しみの幅を広げることができた1年だったなと。名古屋ではDJ KOOのインパクトが抜群だったのと、イベントの本質ではないですが的場梨沙に声が付き曲までもらうことができて、デレ的には色々あった1年だったけど前向きに締めくくることができました。

TrySailはリスアニから始まりツアーは5公演も参加したりと、だいぶ本格的に追い始めた1年でした。アルバム以外の楽曲は少なかったですが、後半にアニメタイアップが連発されたので今年のライブが楽しみです。ちなみに平成最後のイベントがミリ6th仙台で令和最初のイベントがトラセ新潟と、どっちももちょが出るイベントだったという個人的トピックもあったり。今年はもちょ2ndソロライブの開催にも期待したいところ。

あとはナナシス5thもやっぱり印象的で、Le☆S☆Caの交代劇は今でも色々思うところがあるし良くも悪くも心動かされる出来事でした。今年はLe☆S☆Caについてもっと前向きに捉えられるといいなと思います。参加したライブの感想は個別記事も書いてるのでそちらもどうぞ。

ゲーム関係

ゲーム関連では新しく始めたものは特になく、既存のゲームだけでも手一杯という感じ。現役なのはデレステ・ミリシタ・シャニマスFGO・プリコネあたりですが、ほぼログインとガチャくらいでたまにイベント参加するくらいのムーブが多いのでアクティブと呼べるかは微妙なゲームが多いです。それもあってか年間課金額もだいぶ抑えられてて、健全な趣味の範囲だったなと。

一番真面目にやったのはプリコネで、プレイの快適さゆえにあまり時間をかけずに続けられるところが大きい。ただゲームモデル的には変化なくキャラの育成上限が上がり続けるだけだったのでそろそろ新しいコンテンツが欲しいところ。ゲームにかけられる時間が減ってきたこの頃ではありますが、楽しいゲームがあると日々が充実するので、2020年は何か新しい出会いがあると良いなとも思います。とりあえずシャニマスをもう少しストーリーくらいは真面目に追いたい。

漫画・ラノベ・アニメ関係

今年も何作品かピックアップしてご紹介。

私に天使が舞い降りた!

私に天使が舞い降りた! Vol.1( イベント優先販売申込券付 ) [Blu-ray] 私に天使が舞い降りた!: 1 (百合姫コミックス)

何のことはない日常アニメとして見始めたら深い沼が広がっていた2019年マイベスト作品。ひなたがみゃー姉みゃー姉とみやこを慕うそのやり取りにものすごい中毒性があって、特にひなみゃー回であるアニメ7話は本当にご褒美というくらい大好き。みゃー姉大好きなひなたを見ているだけで元気が出るし、今でも時折見返しているくらいです。あとひなたの声がとても好きで、自分が声に中毒性を感じるのはなかなかレアなのでCVの長江里加という名前を覚えたんですが、翌月くらいにシンデレラガールズでも同じ名前を見てそのキャラがお気に入りになったのはまた別の話。自分は「お姉ちゃん大好きな妹」っていうのがツボなんだなあと改めて実感しました。

もちろんひなたとみやこの組だけではなく他のキャラクターとの関係性も美味しいところたっぷり。どの組み合わせも何か危うさを抱えていてそこがまたツボだったりするし、きらら系と思いきや百合姫なのも納得という感じです。原作も面白いので引き続き応援しつつ、アニメ2期が実現する日を待ってます。

かぐや様は告らせたい

かぐや様は告らせたい 1 ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (ヤングジャンプコミックス) かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~1(完全生産限定版) [Blu-ray]

これが我々の求めていたラブコメなんだ! 久々に読みながら悶え転がってしまった珠玉のラブコメ。初期にあった「恋愛頭脳戦」という看板は単行本でもネタにされてるように途中から破綻してしまったけど、その構図に固執しすぎずに恋愛模様を進めてくれるのがとても良い。この手のラブコメは同じような話を繰り返して停滞しがちなので、実感できる形でお話が前に進んでいくところにこの作品の強さを感じます。原作14巻のウルトラロマンティックはもう本当に最高だったのでみんな読むべき。

周りの面々もとても魅力的だし、日常のエピソードもコメディとしてとても面白い。藤原書記との特訓シリーズとか大好き。ちゃんとお話が進んでいくからこそあまり長く続けられる作品ではなかろうと思いつつ、でもずっと読んでいたい、この作品の空間を味わっていたい、そんな気持ちです。アニメもとても面白かったので、2期も楽しみです。

まちカドまぞく

まちカドまぞく 1[Blu-ray] まちカドまぞく 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

アニメ1話からお話の勢いと密度、そして何よりテンポの良さに一気に引き込まれてしまった作品。アニメがとても良かったので原作にも手を出してみたらそれが面白いのなんの。アニメは主に2巻までの話なんですが、3巻以降が本番と言っても過言ではないのでアニメで興味持った人は原作おすすめです。ご先祖の封印、魔法少女やシャミ子の能力といった要素がちゃんとストーリーに活かされていくのがほんと上手いんですよね……。

ストーリーも割としっかりしていて、時にはややシリアスな展開になったりもするけど、コメディタッチのまま軽快に読ませてくれるのも絶妙なバランス。何よりシャミ子と桃の関係性が美味しすぎる。互いが互いを意識していく過程もさることながら、5巻ラストの桃とシャミ子の河川敷でのやり取りがもう、あまりにも最高すぎる……。アニメ2期をやって、ぜひ5巻ラストまで描いて欲しい。こんなにハマってしまうとは、シャミ子が悪いんだよ。

五等分の花嫁

五等分の花嫁(1) (講談社コミックス) 五等分の花嫁(13) (講談社コミックス)

これもまた珠玉のラブコメ。五つ子の誰かと結婚するという結末が第1話で明示された上で、誰と結婚するのか予想する要素を加えつつ高校時代の話を進めていくというのが面白い。そして五つ子のどのキャラもみんな可愛いのが素晴らしい! それぞれの見せ場のシーンは自分の推し以外のキャラであっても凄く響くし、だからこそ一人しか選ばれない結末が描かれることが決まっているという事実に切なさを感じたりも。ちなみに自分は二乃派で、やっぱりグイグイ来るキャラが好きなのは昔から変わらんなあ自分。

そしてこの作品は五つ子の自立の物語でもあります。最初はみんな横並びだった五つ子が、風太郎と出会うことによってそれぞれ自分の人生を歩み始める話としても面白い。原作はすでに終盤に差し掛かっているので、ラストまでしっかり見守りたいと思います。ちなみにアニメは1話の出来がいまいちだったので続きは見てないのですが、声優は豪華だし2期も決まってるのでもうちょい見てみようかなという気持ちはある。

BanG Dream! FILM LIVE

「BanG Dream! FILM LIVE」劇中歌コレクション

自分はバンドリファンというわけではなくて、アニメは見たけどライブは行ってないしゲームもやってないのですが、この映画は本当に素晴らしかった。劇場版でしかできない「フィルムライブ」を最高の形で見せてくれた作品です。ストーリーとかは特になくて、作中の5バンドが合同で開催するライブを最初から最後までやるだけの映画なんですが、キャラクターが歌ったり踊ったり演奏したりするタイプの作品であればこそ、全編ライブのアニメというのはまさに求めていたものなんですよね。

ストーリーの中のここぞという場面でライブシーンが描かれる話ももちろん良いし好きだけど、作中キャラのライブを最初から最後まで体験したいという欲求は常にあったし、それを映画1本分やってくれたのは嬉しい。できれば応援上映にも行きたかったくらいに良い体験でした。こういうキャラクターとしてのライブをやる作品はもっと色々見たいし、アイマスとかでもやって欲しいなあ。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing! @ナゴヤドーム

アイドルに声がつくっていうのは、世界が変わるってことなんだ。

1年ぶりのナゴヤドームでのシンデレラガールズのライブは、とにかく「声の力」を感じたライブでした。担当の中の人であるのじょはずっとナターリアを推していて、「かぶとむしずし」なる莉嘉・ナターリアを布教する言葉を生み出すほど。そんな中今年の総選挙でついにナターリアに声がついて、この2日間でステージに立って曲を披露して、それを見て泣いて喜んでる担当の姿が1日目のハイライト。『お願い!シンデレラ』では、のじょが生田輝と花谷麻妃を誘ってアリーナBに向かって3人でダンスしてハイタッチするという一幕もあって、幸せそうなのじょの姿が今でも印象に残っています。

そして2日目、唐突に的場梨沙に声が付いたんですよ。

このムービーが流れたとき、本当に何が起きたのかわからなかった。いきなり映像に出てきて、曲があって、最後に的場梨沙の声が聞こえてきて。アンコール後とかもう楽曲が全く頭に入ってこなかったんですけど、最後の挨拶で小市眞琴が泣いているのを見たときになんだか実感が湧いてきて。的場梨沙のことを相棒としてずっと大切にしてきてくれた小市眞琴の「大切な女の子の声が聞こえてきて」という言葉に泣きそうでした。その日のうちにPrime Videoで映像が公開されて、特典映像には集貝はなのインタビューまで収録されてるし、ライブの10日後にはCDも出るし、ライブ前後で劇的に世界が変わった。歌唱メンバーに「的場梨沙」の名前があるのを見るたびに泣きそうになります。

城ヶ崎莉嘉の担当になったときにはもう声が付いていたので、推しに声が付くという体験はこれが初めてなんですよね。それこそ2ndのときのボイス総選挙の時から推してたキャラだし、単に好きなキャラに声が付くのとは全然違う体験でした。これだけ的場梨沙に思い入れがあったんだと改めて実感したし、忘れられない名古屋公演になりました。

さて、ライブ本編の話をすると、名古屋のテーマはFunky Dancingということで、センターステージに巨大ミラーボールを置いてのEDM曲を中心に据えたライブ。テーマに沿った曲を選ぶ意向が強く、ソロも2曲やるキャラがいる一方で0曲のキャラもいたりと、いつもより賛否両論あるセットリストだったように思います。その分幕張よりもテーマ性は強かったし、刺さる人にはとにかく刺さるライブだったのではと。ここまでやるなら幕張ももっとComical Popsに振ってほしかった感はありましたけどね。あと銀イルカ勢は強く生きて。

Remix曲などを中心に「かっこいい」曲が中心で、見どころもたくさんあったんですが、個人的にはやっぱり『リトルリドル』や『無重力シャトル』がやってきた最終ブロックが好きだし、自分が求めていたFunky Dancingだったなと。突然のDJ KOO登場からの『EZ DO DANCE』、そして『Yes! Party Time!!』とかもうUOがいくらあっても足りない。この「ブチ上がる」感覚、やっぱりシンデレラガールズのライブはこうでなくちゃ。

  • いつも最終ブロックのラストとかで披露される『Tulip』が最初に来たり、セクギルが参加してたりと新鮮でした。これに限らず今回はLiPPS勢が中心となって活躍したライブだった印象が強いですが、何気にセクギルも突然ステージで脱ぎだしたりと過去最高にセクシーギルティだった気がする。

  • ナターリア役の生田輝、『夢をのぞいたら』の移動中とか、おねシンとか見ててもぴょんぴょん跳ねてて運動量が凄いので良いと思うしナターリアだなぁ。これがスタァライトで鍛えたパフォーマンスか。2日目ラストの挨拶もエモくて、そりゃあのじょも泣くよ。

  • 基本的にサブステージはスタンド側を向いて歌うことが多い中、アリーナ側を向いて歌ってくれた『サニードロップ』最高でしたね……。ちょうどその辺りのアリーナにいたので、ななみんめっちゃ近かったし花道を通ってくれて極上の体験でした。『青空エール』も同じステージで嬉しかったし、生き生きと踊る小市眞琴が本当に結城晴で。

  • 演出からパフォーマンスまで含めて『バベル』がちょっと凄すぎた。冒頭の演出からのカウントダウン、ハイレベルなパフォーマンス、そして終盤の濃厚な絡み。とんでもないものをぶち込んできたなという感じ。

  • 今回の『リトルリドル』は小梅パートを乃々が担当していたんですが、怖がりながら歌ってる感じがマッチしてたしここに乃々を入れてくる判断とても良かったなと。杏も間奏で煽ったりと仕事してたし、何より莉嘉がとっても楽しそうで。前半莉嘉の出番がほとんどなかった反動もあってめっちゃ楽しかったです。

  • 1日目終わったあと「『NUDIE★』をファミリアツインか埼玉ギャルズで」とか言ってたら本当に来たので完璧です。莉嘉・美嘉・唯ってもう好きなメンバーしかいないんだよな。のじょが莉嘉としてのこの曲の表現をしっかり考え抜いてパフォーマンスしてくれたの嬉しいし、「アタシらしく愛してあげる」のところでがおーポーズしてたの良き。美嘉がカメラに抜かれるたびに色気出しまくってたのも良かったです。そしてこの曲はこれからは「すっぽんぽんの歌」になってしまったのであった。

  • 『もりのくにから』にあんなにグッと来るとは思わなかった。高橋花林はどの曲でも基本的に下向いて目をそらしながら歌っていたりと役者としての強さを感じるのですが、その力が遺憾なく発揮されたソロ曲だったかなと。この難しい曲を完璧に演じ切ってた。素晴らしかったです。

  • 1日目のDJぴにゃを経て2日目アンコール前にDJ KOO持ってくるの強すぎでしたね。いきなり「まだレベルは低いんだけども」とか言いながらデレステ取り出したのも最KOO。アイマスのライブでTRF曲で盛り上がるなんて、後にも先にもこの時だけの体験だろうなあと思います。

しかし本当に、ライブ本編の感想ではないけれど、名古屋公演はとにかく的場梨沙だった。でもこれは始まりに過ぎないんですよね。これから先に輝くステージが待っている。ビートシューター、セクシーパンサーズ、ももぺあべりー……期待は尽きません。今年は総選挙で色々と闇を抱えたりもしたので、2019年最後のライブをこんな清々しい気持ちで終われるとは思ってなかったです。千枝ちゃんのソロ曲や新しいシンデレラマスターも発表されたし、大阪Glowing Rockはもちろん、これからのシンデレラガールズが本当に楽しみです。

バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル @東京ドーム

実質アイマスフェスとか言われていたこのイベントですが、アイマス以外のコンテンツも含め各作品の魅力に触れることができるイベントでした。特に2日目は本当に満足度が高くて、バンナムのIPの強さを思い知らされた1日でもあったなと。東京ドームということでアクセスもよく、良いイベントだったと思います。西武ドームはもう行きたくないんじゃ……。

1日目、ギアスは一時期ドハマリしていたコンテンツなので『COLORS』『WORLD END』はやっぱり良いですね。『Reason』はよく耳にしていた曲ですが、ガンダムの曲なのだと今回予習する中で初めて知ったり。やはり自分には決定的にガンダムが足りてない。テイルズ曲は全体的に馴染み薄かったんですが、ELTの歌唱を聴けたのは貴重な機会でした。次はBUMP参戦からの『カルマ』待ってます。U149が東京ドームのステージで飛び跳ねる姿はエモいの一言に尽きますね。なぴかわ。

そして何と言ってもリコッタ&エタハモ全員集合。フルメンバーの『HOME, SWEET FRIENDSHIP』最高でした。2ndまでは出番がなかった担当・桃子が少しずつ活躍の場を広げていって、今や東京ドームに立つまでになったんだと思うと本当に感慨深い。リーダーとして「ただいま!」「おかえり!」のコール&レスポンスしてくれたのも良かった。3rd幕張で歌ったときも「リコッタだよ!ただいまー!」って言ってくれてたんだよな……。リコッタは家族。このHSFを聴けただけでも来た甲斐がありました。

SideMでは久々に聴いた『Study Equal Magic!』の映像演出がめっちゃ凝っててびっくり。東京ドームでたけのこダンス楽しかった。あと『バーニン・クールで輝いて』かな、落ちサビで腕組んで歌ったやつが強いなと思いました。ただSideMだけで12曲は流石に多いというか単独ライブかよって感じなので、もう少しコラボとかに曲数を回してほしかった感はあります。

2日目は『READY!!』から始まることに懐かしさを感じたり。『アイカツ!』曲はちゃんとライブで聴くのはほぼ初めて(ランティス祭り3日目はまあ……)だったんですが、歌唱担当が分かれてることもあってかパフォーマンスのレベル高くて凄いなと。特に『輝きのエチュード』がとても良かったです。歌った人はMia REGINAの中の人らしくなるほどと。

Guilty KissはAqours内ユニットでは一番お気に入りなので、今回6曲も聴けたのは嬉しかった。2ndではタイミングが合わず聴けなかった『Guilty Eyes Fever』も回収できたし、新曲の『New Romantic Sailors』はどことなくBiBiみを感じる曲で好き。やっぱりギルキスなんだよなあ。ラブライブ興味ない知人にもギルキスの評判良かったので、アイマスPに爪痕残せてたんじゃないでしょうか。

アイマス関連では『夢咲きAfter school』でついに現地で「なんばーわん!」出来たのが良かったです。あと『FailyTaleじゃいられない』を結城アイラミンゴス・ころあずで披露するの激アツでした。そしてラストに『The world is all one!!』をチョイスするの完璧。いろんな作品のアイドルが作品の垣根を超えて集ったこのフェスの締めくくりとして相応しかったと思いますし、総じて2日目は大満足でした。もう少し越境コラボとかあっても良かったとは思うけど、そこはまた次の機会かな。自分にとってもアイカツの曲やパフォーマンスの魅力を知るよいきっかけとなりました。

来年もバンナムフェスが開催決定ということで、次回はどんなメンツになるのか楽しみ。そして「あの」セリフをアイマス単独で東京ドームに立つときまで取っておくという中村繪里子の言葉もあったので、MOIW2020に期待したいと思います。願わくばそこに担当の姿が揃ってますように。