Decoration Dreaming!

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THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!! @メットライフドーム

10thは楽しかったけど帰路がしんどすぎてもう来たくないと思った西武ドームに、シンデレラガールズ単独で帰ってきたぞ! ドーム開催が発表されたときからそんな予感はしてたけど、またここに来る羽目になろうとは。10thではミリオンが「また私達をここに連れてきてくれますかー!?」って言ってたので、あと1回は来ることになりそうです。きっと。

パーティー・舞踏会・お城・パレードと来て今回のテーマは遊園地。4thぶりの個別衣装に身を包んだキャストたちが1日の中で様々なアトラクションを回るという演出で、公演ごとに季節が巡っていく。トロッコは馬車というか巨大メリーゴーランドになっており、アリーナ外周に走らせたレールの上を高さを変えながら動くパワーアップぶり。相変わらずデレの周年ライブの世界観演出は徹底してるなと。他にも現地ならではの仕掛けとして天井に色々と投射されていたりしたのも楽しめました。

セットリスト的にはメドレーのような特別コーナーもなく曲数も普段通りという感じで、ドームならではのメモリアル感はない割とあっさりめなライブではありました。MCパートを朗読劇にしたことで3.5時間というコンパクトさにまとまった一方、演者の感想などを聞けなかったという若干の物足りなさもあるので難しい。そこを補完するためにメモリアルブックという試みもあるようですが、演者の感想を聴きたいのは「今」なんですよね。終わった直後の演者の声を、ライブの熱が余韻がまだ残っている間に聴きたいのであって、数ヶ月後に聴いてもやっぱり鮮度が違う。まあ今回は実験的なものだとは思うので今後の課題かな。

あと最後まで個別衣装でやってくれたのが嬉しい。4thの2日目はすぐ着替えちゃったからね。シンデレラガールズのライブはやっぱりキャラクターにどこまで思い入れがあるかで楽しめる度合いが変わってくるもので。曲単体、パフォーマンス単体じゃなくて、演者を通してそこにキャラクターを見て、演者のキャラクター表現とそのキャラクターの物語性を重ね合わせて楽しむ。このキャラがこの曲を歌う、この組み合わせで歌う、みたいなところに新たな物語性を見出すわけで、個別衣装はキャラクターを見るという没入感を高めてくれて良いなと。特に今回はMCパートもずっとキャラクターとしてのものだったのでそういう意味では良かったですね。ステージ上のはるありでみんなやられてしまった。

個別の曲の感想など。1日目。

  • セクシーギャルズによる『TOKIMEKIエスカレート』、好きなユニットなのでこうしてユニットとして歌ってくれるのは嬉しい。あと奏の「美嘉はすぐトキメキがエスカレートしちゃうんだから」も良いコメントでした。

  • ドームに響き渡る『Radio Happy』、最高に気持ちよかったです。「ハロー☆」が聞こえた瞬間問答無用でぶち上がるよね。これが理論値……。

  • 久々の『DOKIDOKIリズム』! コール入れようとしたら難波ちゃんが入れたりして若干戸惑ったり、のじょの乗ったトロッコが離れていったり、「助けて笑美~ちゃーん!」のゴロの悪さに笑ったりしました。久々に聴けて嬉しい。フルで聴くのは下手したら2ndぶりとかでは……?

  • 『凸凹スピードスター』、なんか音響トラブルがあった気配でしたが、「二人なら何とかなるモード発動!」と言わんばかりに二人で乗り越えていったのすげえなと。おそらくプロンプターを兼ねていたのであろう前方モニタに歌詞が出ていたわけですが、「シュガミン!!×14」「シュガミン!!×12」とかさらっと出てくるの狂気を感じて笑うしかなかった。

  • しきにゃんの『PROUST EFFECT』凄くないですか。この曲をあの声量で安定して力強く歌えるの、とにかくその声の圧がビシビシ伝わってきたし、藍原ことみポテンシャルほんと高いなと。曲的にもしきにゃんらしさが詰まった曲で良さ。1日目のベストアクト。

  • 『クレイジークレイジー』、パフォーマンスはもちろんですが演出もSS3Aより進化していて見応えあったなと。ドームの天井に映し出される幾何学模様に極彩色、ああほんとにおかしくなっちゃってるやつだなこれ、みたいな。

  • 中の人も外のキャラも野球大好きなユッキは初日のキーパーソンで、そんなユッキの『Dear My Dreamers』が響かないわけがない。「まだ夢が叶ってない人も多いと思う、そんな人達を今度は私が応援する!」みたいな言葉を、夢の舞台であるドームのステージで叫ぶのもうね。最後にビシッと指を天に向けていたのがカッコ良すぎた。5th宮城、そして今回と、ユッキと一緒に夢を叶えていく杜野まこほんとエモさの塊だなあと思う。

  • 『炎の華』、真紅に染まったドームの中で炎が咲いてたよ。あの力強く響く声で張り上げる魂の叫び、滅茶苦茶熱かった。音源で聴くのと全然違ってビビりましたね……ライブで化ける曲ってこういうものなんだなあって。そこに向井拓海がいたよ。

  • 『アンデッド・ダンスロック』も現地で聴いて化けたなぁと。ゾンビダンスも良かったですし、カボチャが映し出される演出も凝ってて良かった。これこんなにかっけー曲だったんですね……。

2日目。

  • 席がアリーナCで、センターステージほぼ真横なんですね。一方で前方ステージはあまり見えないんですが、『イリュージョニスタ!』でステージを見てるだけでどこに黒沢ともよがいるかわかるっていう。動きがもう明らかに違うし、あのキレッキレの元気いっぱいのダンスが本当に良くて。役者として全力で赤城みりあを演じていて、あれがみりあとしてのライブなんだって伝わってくるわけですよ。こういうのが見たいんだよ、っていう。

  • ついに聴けたU149メンバーによる『ドレミファクトリー!』、ちゃまがいない部分をみりあが補う完璧な布陣で、あしゃかしゃんにこいっちゃんにと非常にDa高いメンバーのキレッキレで可愛いダンスを目の前で見れたのやばかったです。楽しすぎて若干記憶が飛んでるけど最高でした。あと『Starry-Go-Round』とか『CoCo夏夏夏Holiday』とかも含めてこの日はなっぴーが近くに来ることが多くてですね。近くから「なっぴーーー!」って叫びが何度も聞こえて笑いました。自分も言うに及ばず。あのぴょこぴょこした元気いっぱいのダンス、ほんと薫ちゃんなんですよ……。なぴかわ。

  • いきなり全力を出してしまったので少し落ち着こうとしていたらメインステージに担当が現れて聞き覚えのあるイントロが流れるんですよ。ちょっと殺意高すぎる流れでの、念願のフルメンバーでの完全版『リトルリドル』! 間奏での「私たち、LittlePOPSです!」はこの日一番叫びました。ずっとこの日を待っていたんだ。その後のMCでの飛鳥の「楽しかった」発言も良かったなぁ。

  • 更にそこからの『メルヘンデビュー!』って流れがもう。シンデレラガールになった安部菜々が、トップに上り詰めたウサミンが、ドームのステージでこれを歌うっていう。こんなん喉が枯れるまで叫ぶしかないでしょ。

  • 『Twin☆くるっ★テール』、西武ドームはそんな音響良い会場ではないと思うのですが、それでもSS3Aよりは格段に音響が良くて、ようやくこの曲をしっかり聞けたなと。毎回ちょっとずつ進化しているこの曲なのですけど、2日目はラストの顔を近づけてるところでおでこぐりぐりしてたの尊すぎませんか。最初はちょっと嫌がっていたというるるきゃんですが、直後のTwinくる発売記念ニコ生でいわく、おでこぐりぐりはるるからやったらしいですよあれ。のじょいわく10回目でキスらしいですが、メラドのリハではハグしていたらしいので、今後のこの曲すべて見逃せないなと。あとSS3Aではあまりコールが入らなくて寂しかったのですが、2日目は自分の周りだけかもですがそこそこコールが入っていて(もしかしたら自分に合わせてくれたのかもしれない)、少しずつ曲が育っていく感があってよかったです。今後が楽しみ。

  • 『銀のイルカと熱い風』、目の前であしゃかしゃんがこっち向いてパフォーマンスしてくれたんですよ。あの難しいダンスと、キレッキレの腰振りをしっかり見ることができたの最高でしたね……。そして2番になったら向こうから入れ替わりでこいっちゃんが登場したのですが、あしゃかしゃんの丁寧でシャープなダンスとはまた違う、ワイルドで勢いのあるダンスを見せてくれて。しかもめっちゃ目が合うんですよ。あれ絶対目が合ってた。ラスサビあたりではこいっちゃんとあしゃかしゃんを斜めに同時に視界に入れられる角度だったんですが、そのシャープさとワイルドさが対照的で、でもふたりともキレッキレのダンスがビシッと決まってるところが見られてああ幸せ、っていう。いやあ最高でした。過去最高の銀のイルカでした。

  • 問答無用で盛り上がる『ハイファイ☆デイズ』からの『Orange Sapphire』コンボ、殺意を感じるセトリである。シンデレラのライブはUO曲が多いので残量気にしなくていいくらい持ち込むことにしてるんですが、ここまでで20本弱折ってて早くも残量を気にし始める羽目になるという……。

  • いつもグッと来てしまう『in fact』、シンプルな演出ながらも毎回ちょっとずつ表現を変えてきていて良いなと。今回はセンターステージだったので、過去一番近くで佐藤亜美菜の表現を見ることができて嬉しい。ラストで光の筋が天井に向かって伸びていくあの演出ほんと神々しさすらありましたね……。

  • 『わたぐも』、本当に黒沢ともよは役者だなあって思うんですよね。台湾での『Romantic Now』もそうなんですけど、徹頭徹尾赤城みりあを演じきっていて、そのちょっと大げさなくらいの赤城みりあ表現が本当にもうね。バラードということで基本的にはしっとり、でも動きに緩急をつけて躍動感溢れる動きもあって、お姉ちゃんになったみりあの色々な気持ちがステージ上で表現されてて素晴らしかったです。765でいう『チクタク』枠というか、普段元気いっぱいなキャラのしっとりしたバラードの破壊力たるやという感じ。そして最後の「みりあね、お姉ちゃんになったよ」で死にました。2日目のベストアクトかなと思います。

  • そしてフルメンバー『なつっこ音頭』。この曲はメンバーが完璧なんですよね。莉嘉・みりあ・薫・晴・ありすって、U149with莉嘉みたいな感じで全員好きなんですよ。そして楽しい夏祭り。ありすが「宿題あるけど後回し」って歌うの楽しいし、コール入れるのも楽しい。やっぱり夏が一番だな。

  • 『Memories』、この曲自体は周年ライブでは常連みたいな感じですけど、何気にラブライカできっちりフル歌いきるの初なんだなという感慨深さ。4thはラブランコだったので。去年の福岡のなおかれも良かったけど、本家の尊さもやはり良いものです。

  • LittlePOPSはLiPPSの妹分ユニットだと(字面から勝手に)思ってるわけですが、そんなLittlePOPSの姉貴分であるLiPPSのフルメンバー『Tulip』も良かった。花道を手を振りながら歩いてセンターステージまでやってきて、角に4人+センターのフォーメーションだったわけですが、目の前でるるきゃんが踊ってるんですよ。すげえ決まってて貫禄あるなと思いました。

  • 今回のニュージェネは1日目の『STORY』しかり2日目の『Absolute NIne』しかり、意外な選曲で楽しいなと。そしてアブナイを3人で歌うの強い。5thも含めてニュージェネは「メイン」感をあまり出さないようにしているなと思うのですが、ここぞというところでビシッと締めてくるのは流石だなぁと。

そんなわけでとても楽しいライブでした。やっぱりシンデレラガールズはホームというか、担当の出番にこれだけ全力で喜べるのはシンデレラガールズのライブならではなんですよね。そして今回は担当の晴れ舞台であるのと同じくらい、U149メンバーの活躍に目を奪われた公演だった気がします。必ず的場梨沙をステージに立たせてやるぞという思いがどんどん強くなっていく。いつかU149単独ライブとかやってほしいなあ。

あとは西武ドームという会場への感慨深さはやっぱりあって。10thでファミリアツインが一緒に退場していったこの会場で、ファミリアツインのユニット曲を聞くことができたというのはエモいなあと。総括的なものはナゴド終わってからにしますが、メラド2日目がメンバー的に大本命だったので、プロデューサーとしての6thはほぼ終わった感じ。ナゴド公演はファンとして気楽に楽しもうかと思います。

しかし発表されたときからずっと思ってるけど、「MERRY-GO-ROUNDOME!!!」ってライブタイトルはダサすぎませんかね……。もうちょっとタイトルはちゃんと考えたほうがいいのではないか。