Decoration Dreaming!

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ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ @東京ドーム (day1)

Aqoursの4thライブの開催地は、μ'sのファイナルライブの地・東京ドーム。Aqoursは2ndから西武ドームでライブしているので東京ドームと言われても特にメモリアル感はないですが、キャパとしては大きいし何よりアクセスが良いということで、Aqours初の現地参戦をしてまいりました。3rdライブからわずか4ヶ月なので何やるんだ感はあったんですが、全体としてはアニメ1期~2期を振り返るのが主軸だった感じでしょうか。

ステージ構成はメインステージ・センターステージ・バックステージを花道でつないだシンプルなものでしたが、目を引いたのはバックステージ前にオーケストラ「浦の星交響楽団」が展開されていることで、開幕からメインテーマのオーケストラ演奏という豪華な仕様でした。ただAqours楽曲を披露したのはわずか1曲で、あとはお着替えタイムのBGMという感じ。もちろん本編劇伴をオーケストラ演奏で聞けるのも豪華とは思うのだけど、やっぱりAqoursがオーケストラ演奏の中でパフォーマンスするのをもっと見たかったかな。

ライブ本編で特筆すべきはやはり『想いよひとつになれ』。1stライブのピアノ演奏にまつわる出来事はこの曲の印象をガラリと塗り替えていて、それ故に再披露が難しい曲になっていたと思うのですが、今回はステージ上にピアノが登場して、やるのか、と。しっかりとメンバーとアイコンタクトを取りながら演奏を始めるも、唐突に演奏をやめ立ち上がってしまい、また1stの時のようになるのかと思ったのも束の間。梨子がピアノを離れても音楽は止まず、梨子が9人目としてこの曲に参加するという展開でした。

すごいなと。この演出のためだけにピアノを準備したのもすごいし、メインステージのモニタを見ていると、8人で踊っているアニメのAqoursの横で、中心に梨子がいる状態の9人のフォーメーションが映っているんですよ。8人版の横に映る9人版のフォーメーションは、後から付け足したものだろうに、欠けていたピースが埋まったかのように自然で。アニメを「再現」するのがコンセプトだったこのプロジェクトにおいて、アニメーションPVを「超えて」きた。Aqours9人フルメンバーのパフォーマンスによって、ようやくこの曲は完成したんだなと思いました。現地で見ることができて良かったです。

あとは『G線上のシンデレラ』がとても良かったです。2ndでも聴いてるはずなのに全然印象に残ってなかったんですが、今回は途中から1年生組が登場してShall We Danceし始めて、黒澤姉妹が一緒に踊ってるのがもうね。小宮有紗と降幡愛の身長差が黒澤姉妹感すごくて好きなんですよね。『MY舞☆TONIGHT』の衣装も良かったです。

そして『MIRAI TICKET』で出てきた巨大な船。μ'sのときもあの「花」が出てきて度肝を抜いた会場なので、何かあるんじゃないかと思ってたらやはりか。ひたすら突き進んでバックステージで座礁したの面白かったです。トロッコみたいに周辺を回るとかじゃなくてステージぶち抜きで出てくるのはやはりインパクトありますね。

そんなわけで全体として楽しいライブではあったのですが、やや物足りなかったというのも正直なところ。ユニットとかソロとかメドレーとか、何かもう一声何かほしかった感じ。せっかく現地なんだから斉藤朱夏のダンスをひたすら見ようと思っていたのに、盛り上がる曲少なめ&ユニット曲コーナーがなかったことでダンスが見栄えする曲があまりなかったという……。

次の展開は劇場版。劇場版トレーラーではAqoursの活動を続けるみたいな話をちらっと耳にしましたが、どういうストーリーになるんだろ。次のライブがFinalではないようですが、今後も追いかけるかどうかは劇場版の出来次第かな。5thの会場は西武ドーム再びらしいので現地は回避する気もしますが。

あと最後のあいさつで「2年半前、東京ドームで大きな輝きを見ました」とか言っていて、どこまでいっても「μ's」という言葉は出せないんだなと。μ'sなくしてAqoursはないのだから、もっと先輩の話をしても良いと思うのですけども……。