Decoration Dreaming!

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麻倉もも Live 2020 “Agapanthus” @幕張イベントホール

そのライブはあまりにも楽しくて、鮮烈で、脳裏に焼き付いて離れなくて。
少し大げさかもしれないけど、止まっていた時が動き出したような2日間でした。

ここ6年くらいライブを生きがいにしてきた自分にとって、コロナでライブに行けない日々というのは実に彩りに欠けた日々だったんですが、待望のリアルライブに9ヶ月ぶりに参加してきました。4月~5月にあるはずだったもちょのツアー6公演をぎゅっと2日間に詰め込んだライブ「Agapanthus」。最高に楽しかったし、久々のライブが最推しであるもちょのライブだったのが本当に嬉しかった。立てないとか声が出せないとかそんなのは些細なこと。推しがステージの上で輝いている姿を間近で見ることができる、すべてが楽しくて幸せな時間でした。声が出せないのもマイナスばかりではなくて、1stライブ「Peachy!」で厄介に泣かされた自分としては、厄介に悩まされずに済んだというのはむしろ良かったのでは。

久々の生のライブというのはもうそれだけで感慨深くて、1曲目『Agapanthus』でもちょが登場した時点で最高の1日になることを確信しました。丁寧に飾り付けられたステージで花に囲まれて登場し、薄いカーテンに映像を投影したりと驚くほどに世界観が作り込まれていて、遠くから見るとおとぎ話のワンシーンに見えるほど。現実のライブなのに一種の非現実感すらあって、もう感情が追いつかないよね。妖精かな、天使かな。

もちょがね、歌いながら涙ぐむんですよ。こんな状況で不安でいっぱいで、どれくらい人が入るのかもわからないし、拍手もどんな感じになるのか……みたいな状態の中で、会場一面の光を見て1曲目から感極まってしまったという『Agapanthus』、響かないわけがないんだよな。もちょは「全然歌えてなくてすみません」みたいなことを後日言ってましたが、むしろあの歌をもう一度見たいくらい感動しました。

素早く衣装替えしての『スマッシュ・ドロップ』は、なんかもうめちゃくちゃ「アイドル」してて。この曲自体はTrySailのライブでも聴いてたけど、全然違う曲に感じたくらいに眩しかった。サビのダンス良かったなあ。リハーサル動画を見てたこともあり、細かい振り付けにも注目しながら見れた気がします。

続いての『カラフル』はこれまでも振りコピしてた曲ではあるけど、ライブ前に公開された振り付け動画を見たことでちゃんと踊れるようになって楽しかった。「人生どうにでもなれ~」は名言すぎるでしょ。

MCももちょ節炸裂でした。「現実はこんなもんで~す」とか言うけど、むしろ現実でもこんなに可愛いんだよな……。

前半パートは手紙を軸とした映像を合間に流しながらの、恋の歌を中心とした構成。Agapanthusのアルバムにも便箋とペンがついていたっけ。長い間会えていない相手に向けた手紙というのは今の状況とも重なっていたりと、今を意識した演出が多かったなと。『Twinkle Love』では机に仕込まれたカメラでもちょとビデオ通話しているような演出があってよかったし、『今すぐに』はまさにコロナで会えない状況と重なる曲で、しっとりと歌う姿に歌上手くなったなと感じます。感情の込め方が広がっていて、「オトナもちょ」としての成長を感じました。

衣装替えからの後半パートは盛り上がる曲で畳み掛けていく構成。声が出せなくてもアップテンポな曲は楽しいし、声が出せなくても楽しめる工夫を随所で感じました。このパートで着ていた赤い服がめちゃくちゃ好みで、MCのときに「まわってー」って言えない僕らに対して「ほれー」「ほらよー」とセンターステージ四隅をくるくる回りながら衣装を見せてくれるの最高でした。この「ほらよ」って雑な感じが良すぎませんか。しょうがねぇな見せてやるよ、みたいな。そういう雑もちょもっと見たい。『秘密のアフレイド』はこの衣装にぴったりの、アップテンポでかっこいい系の曲で大好き。もちょはかっこいい曲も歌いこなせるポテンシャルの持ち主なので、かっこいい曲増えてくれると嬉しい。

MCでは黄色・赤・緑のチームに分かれてクラップするコーナーがあり、2日目の「花の名前でチーム分け」からの雑草チームへの反応が完全にご褒美でちょっとうらやましかったひまわりチームマンです。「お前ら雑草だろー?」「滑稽だなぁ」とか言っててめちゃくちゃ笑った。後日Talking Boxでも「ひどいことたくさん言っちゃったんですけどw」と話題にするくらいには冴え渡っていた妖刀アサクラ、今回も切れ味抜群でした。そこからの『Shake it up!』は今回のアルバム一番の盛り上げ曲なので声出したかったけど、振りを一緒にやるだけでも楽しかった。あのグルグル回す振り付け、もちょも「慣れたもんですね~」とか言ってたので次やったら絶対UOグルグル曲になるんだろうな感がある。あとやっぱり『Fanfare!!』は最高にブチ上がるので次は声出したいですね。

そして最後は新しい表現に挑戦したという『僕だけに見える星』。もちょが恋の歌から少し離れて自分が表現したいものを広げ始めた感じがあって良いなぁと思います。どこかのラジオではサブスクでの視聴回数とかも分析してるみたいな話があって、割と計算されてるんだなぁと。恋の曲だけでなくもう少し色々な曲、色々な表現が見たいと思っていたのでこの方向性は歓迎だし、今後が楽しみです。

2日目アンコール『No Distance』は元々好きな曲だったのに加えて今だからこそ聴きたい曲でもあったので、来てくれてガッツポーズでした。2日目は席もめちゃくちゃ前方だったので、No Distance歌ってるもちょと目が合って物理的にも精神的にも完全にNo Distanceだった。あと『ユメシンデレラ』は1日目にバックステージ正面にいたので正面から「ねぇ付き合って」パート聴けてめちゃくちゃアドでした。

ラストの『365xLOVE』はもう歌詞が自分の気持ちそのままというか、365日君が好きなんだよな……。会えない時間が長かったこともあり、もちょが好きだなあと改めて感じたライブでした。席も2日目は実質前から5列目の花道近くという抜群の引きを見せたし、本当に最高の時間だったなと。そして妖刀アサクラ言うところの「コロナに気をつけてるだけだから」とか言うする必要もなく打ち上げできたところまで含めて楽しかった。次のアルバムはまだ先でしょうけど、アルバム待たずともライブして欲しいなと思います。まずは12/23にあるこのライブの配信を見るぞ。気になる方はぜひ。

あと最後にMCネタを拾っておくと、自分はライブ中に「絶滅してなかったんだ」と言われた、もちょは飲んだことないという「いろはす・もも」をもちょが出るライブで毎回持ち込んでいるマンだったり。別に「俺が麻倉ももだ!」と思っているわけではないですが、もちょ好きアピールの一貫みたいなものなので、「別に嬉しくはないかなw」とか言われちゃったけど今後も続けていく所存です。いろはす掲げてアピールしたんだけど席が前方ステージ側だったのでもちょに見つけてもらえなかったのが無念である。