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Decoration Dreaming!

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ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~

ライブ ラブライブ!

μ'sが築き上げた『ラブライブ!』ブランドという圧倒的な後押しを受けた状態でスタートしたAqours。アニメのストーリーもその点かなり自覚的に組まれていて、単にμ'sの後を追いかけてμ'sのようになろうとするのではなく、Aqours自身の輝きを見つけられるか、というのが焦点でした。そんなAqoursという物語の第一歩として、完璧な1stライブを見せてくれたと思います。これまでのイベントなどで積み重ねた彼女たち自身の経験とそれに裏付けられた実力。今回のライブはμ'sどうこうではなく、Aqours自身で踏み出した一歩だったなと。

それにしても、1stから横浜アリーナをきっちり埋めるその集客力は流石。自分もBD買って応募したんですが当然のように落ちまして、モチベーションだいぶ低くなりつつも一応LVくらいはと参加したんですが、やっぱり『ラブライブ!』は強かった。1日目だけの予定が急遽2日目もLV取って参戦するくらい楽しかったです。

Aqoursはプロジェクトスタートから、この1stライブという第一歩を目指して組み上げられていたんだなと感じるライブでした。1stシングルがアニメの最後の台詞でもある『君のこころは輝いてるかい?』で、そのカップリングが今回のテーマでもある『Step! ZERO to ONE』。それを踏まえてあのアニメと今回のライブを思い返すと、いろいろと腑に落ちることが多かったです。

演出もとにかく高レベルで、あと身も蓋もないですが金かかってるなと。まさかセンターステージの床そのものがモニターになってるとは……。演出効果としても良い感じに機能していたと思います。カメラワークも真上からのカットがあったりして面白かったし、『未熟DREAMER』のナイアガラの花火には度肝を抜かれました。μ'sで培った演出経験を更にレベルアップさせてきてるなと。

キャストとしては、とびきり輝いてたのが渡辺曜役のしゅかしゅーこと斉藤朱夏。1人だけ明らかに動きのレベルが違うんですよね。どの曲見ててもダンスがキレッキレだし、楽しそうに飛び跳ねてるし、ポーズも決まっていていちいちかっこいいんですよこれが。『決めたよHand in Hand』でのキレのいいターンを見た瞬間から気がつけば目で追ってたし、『夜空はなんでも知ってるの?』の間奏とか独壇場。ライブ全体を通して、とりあえず動きが良い人に目を向けるとだいたい斉藤朱夏なんですよ。ボーカルも安定してたし、一気に惹き込まれてしまいました。

あとは善子役の小林愛香。「一緒に堕天しよ☆」がたまらなかったのと、「だからヨハネよ!」の掛け合いの安定感が楽しかったです。脚が細くて見惚れてました。Aqoursのキャラ的には善子が好きなのでこちらも注目していきたいところ。キャストの人の名前と顔が一致しない状態での参加でしたが、1日でばっちり覚えられるくらいにはみんなキャラが立ってましたね。

曲は何といっても『想いよひとつになれ』に尽きます。『未熟DREAMER』後の暗転から気がつくとステージ上段にピアノが現れていて、桜内梨子役の逢田梨香子がこの世の終わりのような顔で階段を登っていくんですよ。ああ弾くのかと。鍵盤にカメラがセットされてるし、本人はめちゃくちゃ緊張してるしでガチなんだなと。ピアノを弾くような振りが印象的なこの曲で、ピアノも生演奏で梨子が奏でるという贅沢さ。前奏で高音から低音まで大胆にグリッサンドした瞬間の盛り上がりが凄かったです。コールするのも忘れてひたすらに見入ってしまいました。最後、やり遂げてシュシュをつけた腕を掲げるところまで完璧な1曲でした。このライブのベストアクトを選ぶならこの曲でしょう。

……というのが1日目の話。まさか2日目で更に心動かされることになろうとは。

1日目に比べて笑顔でピアノに近づいていくので、1日目を成功させたことで少し余裕が出たのかと思うのもつかの間。前奏のピアノを弾く振りのところでピアノの音が鳴らない。少ししてバックのオケの音も止まる。舞台上のメンバー含め戸惑う中、逢田梨香子が号泣していて。

そんな誰もが戸惑い静まり返る会場の中で、真っ先に彼女に駆け寄った伊波杏樹はまさしく高海千歌であり、Aqoursのリーダーだったなあと。すぐに再開できるのかは正直怪しいと思ってましたが、 「大丈夫だよ、もう1回やろ?」とメンバーが声をかけ、桜色一色に染まった会場に「梨香子!」コールが響く中少しずつ落ち着きを取り戻して、そして再開。今度はちゃんと前奏にピアノの音が響いた瞬間、すごく安心しました。

最後、アウトロを一音一音弾いていく彼女の指がすごく震えていて、それでも最後まで演奏しきった。あの状況から凄まじいプレッシャーの中でちゃんと立て直してやり切る、それがとにかく凄かったし、その姿に感動しました。

そしてその後のMCで謝る逢田梨香子に対して、「生ですもん! むしろこれぞライブですよ!」と、アクシデントを会場全体にとってポジティブな方向に向けていった伊波杏樹も素晴らしかったです。自分の感情としてもまさしくその通りで、本当に素晴らしいものを見せてくれてありがとうという気持ちでした。『想いよひとつになれ』というタイトル通り、まさにあの瞬間会場の想いはひとつになっていたと思います。

とまあ、このライブで印象的だったところを書くとひたすらに『想いよひとつになれ』の話になっちゃうんですが、他の曲についても軽く。

  • 1日目の1曲目『青空Jumping Heart』の歌い出しからトチってたの笑ってしまった。でもそのおかげかみんな満面の笑みでパフォーマンスできてたの良かったですね。あれで緊張がほぐれたのではと。

  • 上でも書きましたが『決めたよHand in Hand』のしゅかしゅーターンはほんと一気に惹き込まれましたね。キレッキレでした。そしてそこからの『ダイスキだったらダイジョウブ!』でも「ジャンプだ!」のところで毎回ジャンプしてるしゅかしゅーがほんとにかわいい。

  • アニメで一発で気に入った『夢で夜空を照らしたい』も良かったです。この曲ほんと好きなんですよね。サビで会場がオレンジ1色になってゆらゆらと揺れるのが幻想的でした。

  • Guilty Kissの『Strawberry Trapper』がめちゃくちゃ良かった。これはギルティですわ。マイクスタンドを使ったパフォーマンスもさることながら、ラストのハイキックがカッコ良すぎた。

あとはアニメとリンクした演出。アニメ前半のダイジェストから繋げた『未熟DREAMER』もですし、アニメ後半のダイジェストから繋げた演劇パートがとても良かったんですよ。アニメではあまりにも唐突すぎて呆気に取られてしまった演劇パートですが、ライブでやると物凄くハマっていたんですよね。最初からライブでやるためのパートだったんじゃないかと思うくらいしっくり来る演出で、アニメも含めて昇華された気がします。そしてそこからの『MIRAI TICKET』、そして『君のこころは輝いてるかい?』は美しい流れだったなあと。

今回のライブのテーマはアニメ後半と同じ「0から1に」を掲げていたわけですが、すばらしい第一歩となった1stライブだったと思います。μ'sとはまた違う、Aqoursとしての輝きを見せてもらえたなと。一歩を踏み出したAqoursの次のステップが急ぎすぎなんじゃないかってくらい一気に進んでて大丈夫かと思いつつも、自分はとにかく『想いよひとつになれ』に心動かされまくったので、これは追いかけるしかないなと。西武ドームでも行こうじゃないですか。チケット取れるならな!