Decoration Dreaming!

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t7s 2nd Anniversary Live in PACIFICO Yokohama 16'→30'→34' -INTO THE 2ND GEAR-

1stライブの抽選に落ちてから1年。満を持して参戦したナナシス2ndライブは、3時間にナナシスのほぼ全楽曲に相当する30曲を詰め込んだ圧倒的な密度と満足感のライブでした。期待を何倍も上回る素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、また沼が1つ増えてしまったなあと。

スタイリッシュな映像とともに始まったライブは、まずは2030年のセブンスシスターズ『SEVENTH HAVEN』から。1曲目がこれというのはなかなか挑戦的なセットリスト。渕上舞のミト様がかっこよすぎて最高でしたね。その後時は2034年に進み、777☆SISTERSの面々が登場しての『KILL☆ER☆TUNE☆R』。ここでもう"落ちた"なあと思います。

777☆SISTERS、すごく「アイドル」でした。冒頭2曲を歌ったセブンスシスターズの圧倒的な存在感や貫禄を見せつけられた後に、少し身近な777☆SISTERSの可愛さや初々しさが対比されて、まるで目の前に青空が現れたようで。アイドルが終わったとされる2034年に、ひたむきに「アイドル」であり続ける彼女たちが、自分がイメージする「アイドル」の形にカチッとハマったような心地よさを感じたというか。そんな鮮烈な印象が残ってます。

冒頭の映像演出を含めて、全体を通してナナシスの世界観構築の丁寧さを感じました。統一された世界観の中でもユニットのバリエーションを増やしていて、方向性の異なる様々な曲を楽しめたなと。4Uの「次はエモコ歌いなさい!」とか「ギター、九条ウメ!」みたいなやり取りにやられたりとか、Le☆S☆Caの初々しさと「とぶよー!」の爽やかさが最高だったりとか、SiSHの統制された動きと綺麗な脚が素晴らしかったりとか、はる☆ジカ(ちいさな)が『ハネ☆る!!』でぴょこぴょこ跳ねるの可愛すぎるとか、細かく書き始めるとキリがないほどどのユニットも見どころに溢れていて。

個人的なベストアクトとしてはNI+CORAの『You Can't Win』。息の合ったパフォーマンスを見せながらハイテンションにばっきゅーんしてくるの最高でした。そしてNI+CORAの2人が手のひらを合わせる動きがほんと気持ちが通じあってる感じで大好き。元々スースが好きだったんですが、ユニットとしてのNI+CORAも推していこうと思いました。『Girls Talk!!』もコール入れるのとても楽しかったし、NI+CORAパーカー可愛すぎるでしょ!

そしてこの日一番聴きたかった『SAKURA』がもう、ほんとに素晴らしかった。この曲ほんと好きなので、ライブで聴ける日を楽しみにしてました。イントロが流れた瞬間に一気に引き寄せられる曲だし、この日ずっと篠田みなみさんの笑顔にやられてたので、そんな"ハル"がめっちゃ切なく歌ってるところとか、いやもうねえ。桜色に染まった会場を見てグッと来ていました。

『FUNBARE☆RUNNER』は、大きく動く見応えある振り付けも良かったですし、「君とつなぐバトン」のところで777☆SISTERSが実際に想いをバトンとして繋いでいく振り付けが素晴らしくて。そしてそこからの『僕らは青空になる』。「あの日から履いて傷んだシューズは、そんなことじゃキミを裏切らないから」と歌う彼女たちの、今日のライブに向けて積んできたであろう努力の結晶のようなステージを見て、しみじみと来てよかったなあと思いました。

発表や世界観演出を含めながらも3時間に30曲を詰め込んだ圧倒的な密度。良い曲が揃っているナナシス楽曲の魅力を叩きつけてくるような凄まじいライブだったし、聴きたい曲が全部聴けて大満足でした。その上で、まだまだ進化していけるライブだなとも思いました。CD音源が割と強く、4U以外は「歌ってる感」が薄かったというのはあるので、次はライブならではの歌唱を体験できたら嬉しいなと。

これからの彼女たちがどう進化していくのか、2.5や3rdといった今後の展開が非常に楽しみです。この日1日で完全に"落ちた"ので、できる限り追いかけて行きたいですね。