Decoration Dreaming!

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THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!! @ナゴヤドーム

シンデレラガールズ初のドーム公演、後半戦の舞台はナゴヤドーム。アクセスは西武ドームよりはるかにマシでしたが、ライブ関係なく名古屋の地下鉄は人が多すぎてそれはそれでしんどいという。あと屋内なので西武ドームと似たような服装で臨んだら暑かった。

今回は4公演で四季を巡っていくということで完全にメラドからの続きなのですが、ナゴドには担当アイドル周辺がいないので気楽というか、プロデューサーではなくファン目線で楽しめた気がします。いややっぱり担当がいると気負うところがあるじゃないですか。担当の曲が来たらまずUOを折って反対の手で担当リウムをバルログして、その上で全力で声を張り上げて一挙手一投足見逃さない。そして見逃さなかったつもりなのに興奮しすぎてて後から思い出そうとしても記憶が薄い、みたいな。ナゴドではそういうのがなかったので、良くも悪くもフラットに見に行った気がします。

演出としては相変わらず天井演出を中心に洗練されていて、LVと現地だと全然見え方が違うんじゃないかな。一方ですべてを近くで見ることができない広さなので、表情とか振り付けとか色々見落としてるところも多く、ディレイなりBDなりで補完する必要はあるなと感じました。『お願い!シンデレラ』とか目がいくつあっても足りない。あと最終日のMCが急に芸人力高くなっててこれがシンデレラだよなあ。

あとは個別の感想。1日目はセンターステージと花道が割と近いアリーナ席で、トロッコもそこそこ近くて良い感じでした。しのしー近かった。

  • 山紫水明『Sunshine See May』、曲名は首をかしげるところがあるものの、流石というか中の人の強さを感じるユニットでした。5thでの「髪が生えた」高田憂希は正直ウィッグの違和感が強かったのですが、今回は個別衣装も相まってそこによしのんがいたという完成度。ちょこんとお尻を出す感じの振り付けを後ろから見てるとめっちゃ良いんですよ……。そして鈴木みのりはやっぱり抜群に歌が上手い。この曲も鈴木みのりのボーカル力で引っ張っていく感じだし、ボーカルが映える曲調だなあと。後半に二人で「せーの」みたいな感じで顔を見合わせてからサビに入るあの振り付けがめっちゃ好きです。

  • Kawaii make MY day!』、天井演出でドーナツやらが映し出されていて見応えありましたね。もちろん曲もKawaii。ちゃんとフルの歌詞を把握した上で聴くと、頑張る女の子を応援する良い曲だなあとしみじみ感じます。

  • 『情熱ファンファンファーレ』、「夢をずっと持ってるって勇気いるよね」という歌詞を南条光が歌うことの強さを感じました。こういう歌割りひとつ取って思いを馳せることができるのは、シンデレラガールズというコンテンツならではだなと思います。

  • 見るたびに成長を感じる原田彩楓『Last Kiss』、素晴らしかったです。三船美優としての表現が毎回高まっているというか、ゾクッとする。最初のお披露目だった周年イベントから考えると見違えたなあほんと……。

  • 『さよならアンドロメダ』、素晴らしかった。もともと大好きな曲だったので聴くのを楽しみにしてたのですが、演出がまた良かった。天井が星空を綺麗に映し出していて、ナゴヤドームプラネタリウムと化していた。りんののの破壊力も高い。

  • 『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』、凛のポジションを担当した奈緒の、がむしゃらで荒削りでパワフルな歌唱が凄い響く。「だ・か・ら! ひ・ら・け!」の力強さたるや。あとこの曲、毎回メンバーを変えながらも5人曲として歌われているのがとても良いなと思っていて。全体曲扱いになると歌っているキャラの個性ってだいぶ薄れてしまうわけですけど、5人で歌っているとちゃんとキャラの個性が残るんですよね。いつか担当が歌う日を楽しみにできるし、他の全体曲扱いの曲もこういう試みやって欲しいなあ。

  • ふーりん歌上手くなったよなあと思う『AnemoneStar』。センターステージでスタンドマイクで歌う姿が、衣装も相まって完全に[ニュージェネレーション]渋谷凛でした。強い。

  • 念願のフルメンバー『Love∞Destiny』。これまでのこの曲は完全にまゆの曲になってましたが、今回ついにまゆと張り合える加蓮が入ったことで左右のバランスが取れて、センターに李衣菜を配置できるようになり、ようやくMasque:Radeの曲になったなと思いました。

  • 『∀NSWER』、美玲がセンターとしてバックステージ・センターステージ・メインステージと突き進んでいく中、輝子と乃々が左右から攻めていくという布陣が凄く良かったなと。"individuals"ですからね。個々でも戦っていけるポテンシャルが、ユニットとして繋がり、ぶつかり合って生まれるステージでした。SS3Aで一度フルメンバーでやっているからこそ取れた構成なのかなと。最初は宮城でオリジナルメンバーは美玲だけという状態から始まったこの曲、ラスト付近を安定して任せられるぶち上がり曲に育ちましたね。

  • やっぱりトリはこの曲ですよね『Trinity Field』。ライトの演出でステージ上にあのデレステMVの三角を再現していて、ちゃんとそれを真上のカメラから映していて流石。そして大人気ユニットとしての期待とプレッシャーをすべて力に変えてステージに叩きつけるような貫禄のパフォーマンス。この3人で順番に歌って、センターステージで互いに向かい合って歌声をぶつけ合って、ひとつひとつがトリとしての力を感じるユニットでした。あと渕上舞の歌唱がほんと気合入ってたなと感じて、流石加蓮センター曲だなと。

2日目。フィールドシートとかいうレア席を引き当てまして、スタンド最前列より前なのでトロッコが最高でしたね。あと席が広くて荷物置く場所にも困らないしサイリウムぶんぶん振り回しても人に当たらない快適さ。トロッコ以外は遠いけど、これはこれで良い席だったなと。鈴木みのりとめっちゃ目が合ったな!

  • まさかの初っ端『Snow Wings』、念願のフルメンバー歌唱。最初のデレステユニット曲として登場してから、ニュージェネで歌ったり全体曲になったりセクギャルだったりと色々ありつつも決して揃わなかったこの曲ですが、ついに揃ったんだと思うと感慨深い。

  • しまゆきちゃんが『イリュージョニスタ!』で出てきたときにガチへそ出しであることに気づいてからずっと「しまゆきちゃんやばい」とだけ唱えるオタクと化してた私だ。『追い風Running』も素晴らしかった。細い身体に長い足、個別衣装も相まって滅茶苦茶似合ってるへそ出し、そしてあのキラキラの笑顔とウインク。相変わらずアイドル力が高すぎる。やばい。

  • 関裕美というか会沢紗弥というか、とにかくひとつひとつの所作や言葉がエモすぎるんですよね。最初の自己紹介のときの一言もそうだし、『楽園』の間奏もそうだし。本人の儚げな表情もほんと関裕美だし、こりゃ担当P死ぬわ……みたいな。

  • 『きらりんロボのテーマ』、来るとは思ってたのですが寸劇含めて想像以上の盛り上がりで楽しかったです。そしてそこからの流れでぼののと杏で『あんずのうた』という流れも良い。久々のメデメデコール堪能しました。

  • まさかの『Treasure☆』をこういう形で使ってくるとは。セクギル側だったのですが、早苗さんが客席に銃を向けてるのが意味不明で面白かったです。あと「働かなくていい世界にしてやる!」みたいなことを言う杏に湧く観客。そりゃそうだ。

  • PCS『ラブレター』からの告白練習の流れで、天に昇っていく知り合い数人の顔が思い浮かぶっていう。担当に対する破壊力が高すぎる。更にそこからおでんを食べる寸劇、観客に拍手させるちえり。これがシンデレラガールズなんだよなあ。

  • 『マイ・スイート・ハネムーン』、演出も含めて完璧だったのではないか。フルムーンで天井にいくつもの満月が浮かび、それが最後にまゆのところに集まるっていうのがまた。そこにいたのは佐久間まゆだった……。

  • サイバーグラスではなくブルーナポレオンとして歌う『Nation Blue』。トロッコだったのですが、2番の間ずっと目の前にトロッコが止まっていて、みつやすさんがめちゃくちゃ客席を煽ってくるところを間近で見られて楽しかったです。手を振るような曲でもないからかずっとスタンド席の方見ててくれるし。知人の上条Pに良いお土産話ができましたね!

  • 凛がトライアドとして全力の『Trinity Field』を披露したら、そりゃあ流れ的にはニュージェネとしての全力も見せてほしいよね。そんなわけで『Trinity Field』から繋がる『流れ星キセキ』、完璧です。知人とセトリ予想大会をしてたのですが、この並びは自分の予想ドンピシャだったのでそれも含めてガッツポーズだし、見たいと言っていた流れが来たんだからそりゃもうめちゃめちゃ高まりましたね。天井演出も、さっきまでは三角が浮かんでいたところに流れ星がひとつふたつみっつ、そしてたくさんの星! ニュージェネレーションズはやっぱりシンデレラガールズの中心にいるユニットなのだと改めて感じる強さでした。

  • この6thライブの最後に全員で歌う『always』、全員で歌う「出会ってくれてありがとう」「選んでくれてありがとう」って大量破壊兵器かよと。SS3Aでも歌詞のヤバさに気づきましたが、それを全員でラストに歌うのかと。こんなん絶対感動するじゃないですか……。こういう歌詞をアイドルから届けられて、これまでのことを思い出して感動するのもまたシンデレラガールズならではだなと思います。みんな担当アイドルに「出会って」「見つけて」「選んで」ここにいると思うし、出会った順番が違ったら担当アイドルも違ったかもしれないってくらいには「出会い」のコンテンツだと思うので。そして同時に、自分にとっては「そこに担当がいない」という事実もまた明確にあって。全員で歌っていると担当がいてもその声を聴き取れるかというと微妙なんですけど、そこに「いる」かどうかでやっぱり違うんだよね。なのでいつかプロデューサーとして、城ヶ崎莉嘉が歌う『always』を聴きたいな。そう思えたナゴヤドーム公演でした。

5thは特定のユニットをフィーチャーしたりせず、地盤をフラットに固め直した「誰もがシンデレラ」な公演だったと思うのですが、6thはその状態からそれぞれのキャラやユニットが自分の足で歩き出した公演だったのかなと。個別衣装もあるし、特定のユニットやキャラクターをフィーチャーする演出もあるし、中心にはニュージェネレーションズがいるし。そういう意味ではシンデレラガールズの正当進化系だったと思います。

シンデレラガールズの「次」の展開の鍵はやっぱり7人の新アイドルで、新規Pが入りやすい環境を整えようとしているのかなと。ただ個人的には5thで背を向けたものの先が見たいという気持ちもあったりします。それはつまりシンデレラプロジェクトのことで。今回の『Naked Romance』がアニメの忘れ物を回収したと受け取られているように、アニメの世界の先に続いていく何かがあってもいいんじゃないかなって。今回の『Trinity Field』→『流れ星キセキ』の、その先が見たい。

あとはやっぱりU149の単独ライブとか、そういう可能性の広がりを見たいですよね。周年ライブ以外の様々な活動の形。自分として見たいものを見るためには、まずは的場梨沙に声を付けるところから。彼女を輝くステージに立たせるために頑張っていこうと思います。