Decoration Dreaming!

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THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing! @ナゴヤドーム

アイドルに声がつくっていうのは、世界が変わるってことなんだ。

1年ぶりのナゴヤドームでのシンデレラガールズのライブは、とにかく「声の力」を感じたライブでした。担当の中の人であるのじょはずっとナターリアを推していて、「かぶとむしずし」なる莉嘉・ナターリアを布教する言葉を生み出すほど。そんな中今年の総選挙でついにナターリアに声がついて、この2日間でステージに立って曲を披露して、それを見て泣いて喜んでる担当の姿が1日目のハイライト。『お願い!シンデレラ』では、のじょが生田輝と花谷麻妃を誘ってアリーナBに向かって3人でダンスしてハイタッチするという一幕もあって、幸せそうなのじょの姿が今でも印象に残っています。

そして2日目、唐突に的場梨沙に声が付いたんですよ。

このムービーが流れたとき、本当に何が起きたのかわからなかった。いきなり映像に出てきて、曲があって、最後に的場梨沙の声が聞こえてきて。アンコール後とかもう楽曲が全く頭に入ってこなかったんですけど、最後の挨拶で小市眞琴が泣いているのを見たときになんだか実感が湧いてきて。的場梨沙のことを相棒としてずっと大切にしてきてくれた小市眞琴の「大切な女の子の声が聞こえてきて」という言葉に泣きそうでした。その日のうちにPrime Videoで映像が公開されて、特典映像には集貝はなのインタビューまで収録されてるし、ライブの10日後にはCDも出るし、ライブ前後で劇的に世界が変わった。歌唱メンバーに「的場梨沙」の名前があるのを見るたびに泣きそうになります。

城ヶ崎莉嘉の担当になったときにはもう声が付いていたので、推しに声が付くという体験はこれが初めてなんですよね。それこそ2ndのときのボイス総選挙の時から推してたキャラだし、単に好きなキャラに声が付くのとは全然違う体験でした。これだけ的場梨沙に思い入れがあったんだと改めて実感したし、忘れられない名古屋公演になりました。

さて、ライブ本編の話をすると、名古屋のテーマはFunky Dancingということで、センターステージに巨大ミラーボールを置いてのEDM曲を中心に据えたライブ。テーマに沿った曲を選ぶ意向が強く、ソロも2曲やるキャラがいる一方で0曲のキャラもいたりと、いつもより賛否両論あるセットリストだったように思います。その分幕張よりもテーマ性は強かったし、刺さる人にはとにかく刺さるライブだったのではと。ここまでやるなら幕張ももっとComical Popsに振ってほしかった感はありましたけどね。あと銀イルカ勢は強く生きて。

Remix曲などを中心に「かっこいい」曲が中心で、見どころもたくさんあったんですが、個人的にはやっぱり『リトルリドル』や『無重力シャトル』がやってきた最終ブロックが好きだし、自分が求めていたFunky Dancingだったなと。突然のDJ KOO登場からの『EZ DO DANCE』、そして『Yes! Party Time!!』とかもうUOがいくらあっても足りない。この「ブチ上がる」感覚、やっぱりシンデレラガールズのライブはこうでなくちゃ。

  • いつも最終ブロックのラストとかで披露される『Tulip』が最初に来たり、セクギルが参加してたりと新鮮でした。これに限らず今回はLiPPS勢が中心となって活躍したライブだった印象が強いですが、何気にセクギルも突然ステージで脱ぎだしたりと過去最高にセクシーギルティだった気がする。

  • ナターリア役の生田輝、『夢をのぞいたら』の移動中とか、おねシンとか見ててもぴょんぴょん跳ねてて運動量が凄いので良いと思うしナターリアだなぁ。これがスタァライトで鍛えたパフォーマンスか。2日目ラストの挨拶もエモくて、そりゃあのじょも泣くよ。

  • 基本的にサブステージはスタンド側を向いて歌うことが多い中、アリーナ側を向いて歌ってくれた『サニードロップ』最高でしたね……。ちょうどその辺りのアリーナにいたので、ななみんめっちゃ近かったし花道を通ってくれて極上の体験でした。『青空エール』も同じステージで嬉しかったし、生き生きと踊る小市眞琴が本当に結城晴で。

  • 演出からパフォーマンスまで含めて『バベル』がちょっと凄すぎた。冒頭の演出からのカウントダウン、ハイレベルなパフォーマンス、そして終盤の濃厚な絡み。とんでもないものをぶち込んできたなという感じ。

  • 今回の『リトルリドル』は小梅パートを乃々が担当していたんですが、怖がりながら歌ってる感じがマッチしてたしここに乃々を入れてくる判断とても良かったなと。杏も間奏で煽ったりと仕事してたし、何より莉嘉がとっても楽しそうで。前半莉嘉の出番がほとんどなかった反動もあってめっちゃ楽しかったです。

  • 1日目終わったあと「『NUDIE★』をファミリアツインか埼玉ギャルズで」とか言ってたら本当に来たので完璧です。莉嘉・美嘉・唯ってもう好きなメンバーしかいないんだよな。のじょが莉嘉としてのこの曲の表現をしっかり考え抜いてパフォーマンスしてくれたの嬉しいし、「アタシらしく愛してあげる」のところでがおーポーズしてたの良き。美嘉がカメラに抜かれるたびに色気出しまくってたのも良かったです。そしてこの曲はこれからは「すっぽんぽんの歌」になってしまったのであった。

  • 『もりのくにから』にあんなにグッと来るとは思わなかった。高橋花林はどの曲でも基本的に下向いて目をそらしながら歌っていたりと役者としての強さを感じるのですが、その力が遺憾なく発揮されたソロ曲だったかなと。この難しい曲を完璧に演じ切ってた。素晴らしかったです。

  • 1日目のDJぴにゃを経て2日目アンコール前にDJ KOO持ってくるの強すぎでしたね。いきなり「まだレベルは低いんだけども」とか言いながらデレステ取り出したのも最KOO。アイマスのライブでTRF曲で盛り上がるなんて、後にも先にもこの時だけの体験だろうなあと思います。

しかし本当に、ライブ本編の感想ではないけれど、名古屋公演はとにかく的場梨沙だった。でもこれは始まりに過ぎないんですよね。これから先に輝くステージが待っている。ビートシューター、セクシーパンサーズ、ももぺあべりー……期待は尽きません。今年は総選挙で色々と闇を抱えたりもしたので、2019年最後のライブをこんな清々しい気持ちで終われるとは思ってなかったです。千枝ちゃんのソロ曲や新しいシンデレラマスターも発表されたし、大阪Glowing Rockはもちろん、これからのシンデレラガールズが本当に楽しみです。

バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル @東京ドーム

実質アイマスフェスとか言われていたこのイベントですが、アイマス以外のコンテンツも含め各作品の魅力に触れることができるイベントでした。特に2日目は本当に満足度が高くて、バンナムのIPの強さを思い知らされた1日でもあったなと。東京ドームということでアクセスもよく、良いイベントだったと思います。西武ドームはもう行きたくないんじゃ……。

1日目、ギアスは一時期ドハマリしていたコンテンツなので『COLORS』『WORLD END』はやっぱり良いですね。『Reason』はよく耳にしていた曲ですが、ガンダムの曲なのだと今回予習する中で初めて知ったり。やはり自分には決定的にガンダムが足りてない。テイルズ曲は全体的に馴染み薄かったんですが、ELTの歌唱を聴けたのは貴重な機会でした。次はBUMP参戦からの『カルマ』待ってます。U149が東京ドームのステージで飛び跳ねる姿はエモいの一言に尽きますね。なぴかわ。

そして何と言ってもリコッタ&エタハモ全員集合。フルメンバーの『HOME, SWEET FRIENDSHIP』最高でした。2ndまでは出番がなかった担当・桃子が少しずつ活躍の場を広げていって、今や東京ドームに立つまでになったんだと思うと本当に感慨深い。リーダーとして「ただいま!」「おかえり!」のコール&レスポンスしてくれたのも良かった。3rd幕張で歌ったときも「リコッタだよ!ただいまー!」って言ってくれてたんだよな……。リコッタは家族。このHSFを聴けただけでも来た甲斐がありました。

SideMでは久々に聴いた『Study Equal Magic!』の映像演出がめっちゃ凝っててびっくり。東京ドームでたけのこダンス楽しかった。あと『バーニン・クールで輝いて』かな、落ちサビで腕組んで歌ったやつが強いなと思いました。ただSideMだけで12曲は流石に多いというか単独ライブかよって感じなので、もう少しコラボとかに曲数を回してほしかった感はあります。

2日目は『READY!!』から始まることに懐かしさを感じたり。『アイカツ!』曲はちゃんとライブで聴くのはほぼ初めて(ランティス祭り3日目はまあ……)だったんですが、歌唱担当が分かれてることもあってかパフォーマンスのレベル高くて凄いなと。特に『輝きのエチュード』がとても良かったです。歌った人はMia REGINAの中の人らしくなるほどと。

Guilty KissはAqours内ユニットでは一番お気に入りなので、今回6曲も聴けたのは嬉しかった。2ndではタイミングが合わず聴けなかった『Guilty Eyes Fever』も回収できたし、新曲の『New Romantic Sailors』はどことなくBiBiみを感じる曲で好き。やっぱりギルキスなんだよなあ。ラブライブ興味ない知人にもギルキスの評判良かったので、アイマスPに爪痕残せてたんじゃないでしょうか。

アイマス関連では『夢咲きAfter school』でついに現地で「なんばーわん!」出来たのが良かったです。あと『FailyTaleじゃいられない』を結城アイラミンゴス・ころあずで披露するの激アツでした。そしてラストに『The world is all one!!』をチョイスするの完璧。いろんな作品のアイドルが作品の垣根を超えて集ったこのフェスの締めくくりとして相応しかったと思いますし、総じて2日目は大満足でした。もう少し越境コラボとかあっても良かったとは思うけど、そこはまた次の機会かな。自分にとってもアイカツの曲やパフォーマンスの魅力を知るよいきっかけとなりました。

来年もバンナムフェスが開催決定ということで、次回はどんなメンツになるのか楽しみ。そして「あの」セリフをアイマス単独で東京ドームに立つときまで取っておくという中村繪里子の言葉もあったので、MOIW2020に期待したいと思います。願わくばそこに担当の姿が揃ってますように。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE UNI-ON@IR!!!! SPECIAL

ミリオン6thツアーは仙台、神戸、福岡と毎回「驚き」があってとても楽しかったのですが、今回の追加公演は福岡の感想でも書いた通り、地方でやったことを単にもう1回やるだけの「総集編」的な公演にならないかという危惧がありました。そしてそれは正直ある程度的中してしまったなと思ってます。

演者のパフォーマンスは素晴らしかったし、楽しかったけど、セットリストとして面白みはなかったです。もう少し何かを付け加えて見せてくれるものだと思っていたので、ちょっと物足りない。ゲスト枠も1曲歌って帰っていくだけなので、「流れ」に組み込まれておらずちょっと盛り上がりに欠ける感はありました。

とはいえ新しい要素がなかった訳ではないし、語りたい要素もあったので、その辺りを少し。

  • ドラマCDで圧倒的な青春を見せてくれた閃光☆HANABI団とCleaskyによる『ラムネ色 青春』良かったです。劇場版は自分にとってのアイマスの原点でもあるので、尚更エモかった。

  • やっぱりバラバラな個性をひとつにまとめたじぇりぽは良いなぁと思いました。他のユニットが軒並み近いベクトルを重ね合わせて鋭さを増す方向性なのに対して、じぇりぽはバラバラなベクトルを重ね合わせて特異点にたどり着いたというか。逆サプライズの件も良かったし、見ていて楽しいっていうのはそれだけで幸せですね。

  • 今回は現地だったので『Tomorrow Program』のモニタ演出をしっかり見ることができて良かったです。あの謎の「役職-歌詞」演出の意図が最後にわかるあの気持ちよさ、6th通してもベスト演出賞なんじゃないかと。

  • メガトン自宅勢としては『インヴィンシブル・ジャスティス』をついに聴けたのが嬉しい。Machicoとうえしゃまとか明らかに強すぎるんだよな。

  • D/Zealによる『アライブファクター』強い。この曲を千早に代わってジュリアが歌い、「君に憧れ」「君を待ち焦がれ」って歌い上げるの、D/Zealのドラマの流れとしても完璧。ただ愛美が終始歌いにくそうにしてたというか、声出てなかったのがちょっと気になるところではありました。ベストパフォーマンスでもう一度見たい気持ちはある。

  • 他のユニットの演出が削られていく中で、しっかりと完全版を、何ならちょっと強化されたミュージカルを見せてくれた夜想令嬢最高でしたね……。3回見たけど3回目が一番グッと来たし、完成されてたなぁと思います。

  • ミリシタ感謝祭は行けなかったので『ラスト・アクトレス』聴けて嬉しい。改めて見ても面子が俺得すぎて。実はまだドラマ聴いてないのでそろそろ聴かねば……。

  • スタエレ、ここで『私はアイドル♡』歌ってくるの面白い。もともとカバー曲予想でよく挙げられてた曲ではありましたけど、神戸を経てスタエレというユニットの「正体」がわかった今「正々堂々……もちろん」とか歌う流れが完璧です。

  • 琴葉と可奈が共演する『赤い世界が消える頃』、やっぱりグッと来るものがありますね。「やがて世界は赫く染まった」夜想令嬢とのコラボで歌うのもバッチリ。

  • ピコプラがトリなのは完全に予想していたんですけど、実際5番目にスタエレが来たときは「マジで!?」と大興奮してしまった。また『ピコピコIIKO!インベーダー』に全力でコール入れられるの楽しすぎた。ただトリに配置された割にセトリには何の変化もなくて、光る衣装コラボの『フェスタ・イルミネーション』での「フェスタの終演!」のためにトリに配置されたのかな感があったのはちょっと残念。1日目のトリであるD/Zealがトリで『アライブファクター』とかやってただけに尚更。『フェスタ・イルミネーション』自体は楽しかったんだけどね……。

  • 『Flyers!!!』、ちゃんと曲の始まりにセンターステージに5人出てくるんですよ。1日目は当然みっくがセンターで、じゃあ2日目は誰なんだと思っていたところに登場したもちょ。最高でしたね。ミリオンにおける星梨花/もちょの重要性って今更語るまでもなくて、これまでのミリオンを支えてきた存在であることは間違いなく。そんなもちょがセンターに立ってこの曲を歌うの、感動しちゃったよね……。惜しむらくは400レベルのセンターステージよりも前の位置だったのでなかなかパフォーマンスをじっくり見られなかったこと。これを見るためだけにディレイ行くか悩み中です。

そんな訳で、改めて総評としては「楽しかったけど、面白みはなかった」に尽きる感じ。地方公演から曲を変えてきたユニットとそうでないユニットがあるのもうーん。ただもちろん、楽しいライブをもう一度見せてくれたという意味では良かったと思います。演者さんたちも良いパフォーマンスを見せてくれたと思いますし、もちょセンターの『Flyers!!!』にはすべてを吹き飛ばす破壊力があった。

7thは野外での公演ということで正直言って不安のほうが大きいんですけど、野外でやる「だけ」でなく、ちゃんと野外公演ならではの意義みたいなものを見せてくれることに期待したいと思います。とりあえず生バンドにして花火とか打ち上げよう。

Animelo Summer Live 2019 -STORY-

毎年恒例のアニサマ、今年は1日目と2日目に参加しました。

Day1

  • ガルパン最終章のOP大好きなので、佐咲紗花『Grand symphony』聴けて良かったなあと。OPの入りめちゃくちゃかっこいいんですよね。そしてエモい言葉からのまさかの『あんこう音頭』だし、渕上舞とのコラボで『Enter Enter MISSION!』もやったりと、ガルパン勢としては大満足でした。

  • プリコネは各キャラがそれぞれ個別衣装に身を包んでいて、普段ライブやるコンテンツというわけでもないのにサイゲの資金力を感じました。おなじみ『Lost Princess』からの『Connecting Happy!!』でトロッコが目の前を通ったのが嬉しかった。キョウカが目の前にいたしコッコロめちゃくちゃ完成度高かった……。

  • 初日のシクレは765ともっぱらの噂でしたが、まさか「如月千早」による『蒼い鳥』とは。しかもTV版ではなくM@STER VERSIONという。パフォーマンスはめちゃくちゃ仕上がってたし、765の単独ライブが定期開催されなくなった今となってはこれを聴けるのは貴重な機会だし良かったです。ただ個人的には、これをアニサマのシクレでやるのはちょっと首を傾げるところでもありますが……。

  • Roselia『BRAVE JEWEL』良かったけど、『FIRE BIRD』聴きたかったなあ……とか思ってたところにやってきた『This game』、鈴木このみ本人とのコラボは激アツでした。ぶち上がった。

  • 鈴木このみはやっぱり歌が上手い。『蒼の彼方』のラストの「見つけたよ」のところがめちゃくちゃ格好良かった。そしてそこから繋がる『DAYS of DASH』。アニサマで実際にDASHした客がいたとかいう伝説があるこの曲を、アニサマの場でまた聴けるとは。これが"STORY"だ……。

  • 今年のfhana、『青空のラプソディ』はいつも通り楽しかったのですが、そこから先のtowanaの鬼気迫るパフォーマンスがとにかく凄まじくて。現地で聴いていたときはあまりピンと来てなかったんですけど、『青空のラプソディ』はメイドラゴン=京アニなんだなと気づいて合点がいきました。『僕を見つけて』は別れの曲で、それをこのタイミング・この文脈で歌うというのはそりゃメッセージ性は強まるよなと。クリエイターに捧げる、並々ならぬ想いが込められたこの歌を聴けて良かった。素晴らしかったです。

Day2

  • 鈴木みのり、相変わらずのネギはもちろん、『ダメハダメ』のナーナーナーナーを叫ばせるために自身がノーマイクでステージから叫ぶのやべぇなと。終わった後だいぶ客席がざわざわしてたので今年も爪痕残せてたように思います。

  • RAISE A SUILEN、初めて見たけど強さを感じた。あの一体感と熱量の高さは凄いなと。キーボードの子がツインテぶんぶん振り回しながらヘドバンしてたの見ごたえあったし、これはもう1曲聴きたかったなあ。とはいえサプライズで自分の推しであるハロハピが出てきたら文句など言えるはずもなく。ハッピー!ラッキー!スマイル!イエーイ!

  • スタァライト九九組はやっぱりパフォーマンスの練度高い。『約束タワー』がステージ上に建築されてたの良かったし、最後に『Star Divine』も聴けて満足です。カバーはよくわからなかったけど、あれは「99組」したいだけの選曲なのだろうか。機会があったら単独行ってみたいけどなかなかハードル高いんですよね……。

  • TRUE~北宇治カルテットでのユーフォゾーン最高でした。劇場版の新曲『Blast!』も良かったし、『DREAM SOLISTER』のサビで跳ぶのはやっぱり楽しいし、黒沢ともよ凄まじかったし、久々に『トゥッティ!』できたし完璧。トロッコが後ろまで来てくれたのも嬉しかったなと。

  • angelaの『全力☆Shangri-La』を聴けたの実績解除って感じで嬉しい。そこから『全力☆シドニア』に繋げていくし、結城アイラトークをぶった切るMCの流れも完璧だったしangelaは最高にエンターテイナーだなあと思います。貫禄あった。

  • 今年のTrySailはとにかく強い方から3曲並べましたみたいな潔いセトリ。アルバム曲である『Sunset カンフー』も盛り上がったし、やっぱり締めは『adrenaline!!!』で最高に楽しかった。そろそろこれに変わるブチ上がり曲が欲しいなとも思うところではありますが、今のベストを見せてもらえた気がします。

  • ついにトリを飾ったAqours、単独を追いかけるのはやめてしまったので劇場版の曲である『Brightest Melody』を聴けるのを楽しみにしていたんですが、そこを外してくる選曲だったのでちょっと残念。とはいえパフォーマンスは相変わらずハイレベルだったし、ラストの『勇気はどこに?君の胸に!』が素晴らしくて。落ちサビの「消えない夢が……」のところを歌い上げるの、ラストを飾るに相応しかったです。

Day3

  • いや3日目は行ってないんですけど、気持ちの整理というか。ずっと来てほしかったシクレである放課後ティータイムが、自分が行かなかった日に来てしまったのはやっぱり割としんどいなぁと。今年の3日目は正直興味あるアーティストがあまりいなくて行く気なかったので、シクレ警戒だけで行くのは厳しいしこれはもう巡り合わせとしか言いようがない。運が悪かったし、縁がなかった。

  • 毎年3日とも行くのが正解っていう話もあるけど、それはシクレがなくても3日とも楽しめる人にとっての正解で、自分にとっては現状そうではないですし。今回HTTが来たことで逆に、シクレを警戒して3日とも行くというムーブを取る理由はなくなったとも思います。毎年HTTを警戒してたのは一種の呪いみたいなものだったので、その呪いからはとりあえず解放されたかなと。今度は正式な参加者として名を連ねてくれる日を待ちたいと思います。

まあ3日目の件はともかく、アニサマは何だかんだで夏の風物詩だし楽しかったです。最近のアニサマはソロデビューした声優の登竜門みたいになってきたし、コラボ強めにしてシクレは削る方向みたいだし、アニメ発ユニットとかもあまり出ないしで正直ちょっと引きが弱いなと感じることは増えましたが、それでもアニサマならではの楽しさがあるのも事実なので、きっと来年も行くんだろうなと。最大のアニソンフェスとして、アニサマだからこそできることをもっと追求していってくれると良いなと思います。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops! @幕張メッセ

シンデレラとしては3rdライブぶりの幕張メッセ9-11ホール。平日ど真ん中の火曜・水曜開催というハードルの高さはありましたがメンバー的にも本命だったので参加できてよかった。3公演それぞれ雰囲気を変えてくるのであろう7thライブ。幕張はComical Popsということで、幕間まで含めてとにかく面白さと楽しさに全振りみたいな公演でした。楽しかった!

今回はとにかくmiroirが最高でした。元々登場時から好きなユニットで、特に颯は莉嘉と仲良くなれそうな部分も多くて割と刺さってたんですが、今回のパフォーマンスやステージ上での振る舞いを見てユニットとしてちゃんと追いかけていきたいなと。ライブ終わってから数日、未だにmiroirのことばかり考えているのでこれは"コイ"なのかもしれない。

そんな訳で『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』素晴らしかったです。初披露とは思えない完成度の高さと、そんな中にある初々しさと。はー役のリカチマル=長江里加はしっかり声が出ていて強かったし、なー役のひーちゃん=立花日菜は舞台上でも「凪」しようとしていて良かったです。2日目はAブロックの下手側にいたので、冒頭パートで右手を見ながら出てくるところを見れました。

Kawaii make MY day!』に入れたのも良い采配。はーちゃんにピッタリですね。ちょっとパート分けの都合でひーちゃんの声が隠れちゃうところはありましたが、むしろ初出演であれだけ堂々とパフォーマンスができるリカチマルの安定感がすごい。星野ひなたが好きな身としてはリカチマルの声は聴いてて気持ち良いし、もっと聴きたいなあと。

そして最大の衝撃は2日目にやってきた。まさかのファミリアツイン&miroirで『TOKIMEKIエスカレート』『DOKIDOKIリズム』をメドレーでやるとか、もう、もう。いつかW姉妹でコラボやってほしいなぁとか思っていたらこんなに早くその時が来るなんて。あまりにも刺さる組み合わせでした。ちょっと衝撃が大きすぎて細かいところまでよく見れなかったので早くディレイかBDをください。

幕間コントでの掛け合いも完璧だったし、求めているものを見せてもらえたなと。移動するときに手をつないでいたりしたのも本当の姉妹みたいで。何より最後のMCで、感極まって何度もリカチマルの方を見るひーちゃんと、「一緒に言う?」と声をかけにいくリカチマルがあまりに尊かったし凪と颯だった。早くこの2人の次のステージが見たいし、今からその時が楽しみです。

  • 今回の『Twin☆くるっ★テール』は莉嘉の衣装に付いていたおなじみのカブトムシを巡って美嘉が逃げ出す展開。後ろからるるに「歌い出し忘れないで!」と声をかけるのじょに笑った。カメラに向かってドアップでアピールするところも良かったし、毎回違う表情を見せてくれる楽しい曲だなあと。

  • 聞き覚えのないイントロだな……からのサプライズで披露されたセクシーギャルズの新曲『Gossip Club』。生まれたときからGAL、セクギャルに合っていて良い曲だなあと。「シャンシャン」って歌う部分があって、WUGのななみんソロ曲『オオカミとピアノ』を思い浮かべてしまったのは自分だけではないはず。その後のセクシー担当・ギャル担当・ズ担当の3人に分かれるコントも良かったです。

  • セクギャルを受けての2日目の莉嘉有香ウサミンのコントも面白かった。ウサミンのギャル像の古さが完璧でした。あとお姉ちゃんたちみたいなのやりたいって言う莉嘉ちゃんに無限に頷いてしまった。莉嘉にもライブ終盤で歌えるようなかっこいい曲が欲しいんですが、セクシーパンサーズ待ちかなあ……。

  • 『to you for me』。前に進んだありすが歌う、『in fact』へのアンサーでもあるこの曲を、『in fact』初披露の地で歌うというヤバさ。これまでしっかり感情をコントロールしてきた佐藤亜美菜が感極まるのもわかる破壊力だったし、そこに橘ありすというキャラクターがいるなと思いました。

  • 何気に今回最大のなぴかわ案件は『明日また会えるよね』だった気がします。なっぴーが満面の笑みで歌うこの曲の破壊力を思い知らされました。なっぴーかわいい……。

  • 『谷の底で咲く花は』、強い。その不幸さゆえに色々なことを諦めてきたのであろうほたるが、ここで生きていくんだと決意して一歩を踏み出す歌なんだなと。ステージにへたり込んだのは演技だとは思いつつ、感極まりつつもちゃんと最後まで歌い切ったのも凄いなと。これがほたるの第一歩だし、その先に何を見せてくれるのか楽しみです。その流れでのかこほた『キミのそばでずっと』も良かった。

  • まさかのカバー曲『LOVE & PEACH』。あまり原曲も知らなかった上にデレステでも未プレイだったので1日目はアタフタしてしまったけど、2日目はしっかり予習して臨んだのでめっちゃ楽しかった。ななみんのお尻フリフリ最高です。今後もカバーをライブでやる可能性があるなら、ファミリアツインの『夏色』を待ってますね……。

  • 今回のお目当ての一つでもあった『無重力シャトル』、超楽しかった。実質全体曲みたいな扱いではありましたが、のじょが参加した状態でこの曲を聴けたことが嬉しい。めっちゃ盛り上がったしコールもばっちり入れられたし大満足です。クライマックスにこの曲が流れるっていうのが最高ですね。いつかチームヘラクレス5人での披露も待ってます。

今回は『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』と『無重力シャトル』を楽しみに行って、そして見事にその2曲が刺さったそんなライブでした。そこにW姉妹コラボが乗ったので完璧。全体としてはトロッコ無しでの幕張9-11という厳しさはあって、1日目は実質現地LVでしたが、それでも楽しかったしそれだけのパワーがあったように思います。ステージ構成はドームになればもう少し良い感じになるのではと期待。

7thはまだ始まったばかりであと4公演あるわけですが、幕張が本命だったので既にちょっと燃え尽き感はあり。とはいえまだ担当の出番は残っているので、次の名古屋も楽しみにしたいと思います。間にミリオンSSAバンナムフェスがあるけどね!

Tokyo 7th シスターズ 5th Anniversary Live -SEASON OF LOVE- in Makuhari Messe

3rd・4thに続いて今回も遠路はるばる幕張まで行ったわけですが、今回の舞台はイベントホールではなく9-11展示場。現地見た印象としてはまだちょっとこの会場は早かった気がしますね。やっぱり武道館くらいのキャパが適正なんじゃないかという気はします。メモリアルライブ最高。

今回の5thライブで語るべきはやはりLe☆S☆Ca。ユニットの3分の2が交代するというとてつもなく大きな出来事を経ての初ステージ。吉井彩実さんの降板は仕方ない面もあるものの、藤田茜の降板はもう少し歩み寄れたんじゃないかと思うところがあって、正直まだ消化しきれてないところがあります。そんな中でニューシングルがリリースされての初舞台。今回のライブはLe☆S☆Caと向き合うためのライブだったような気がします。

そんな新生Le☆S☆Caですが、『YELLOW』の1番だけではっきりと「違う」と感じてしまったというのが正直なところ。レナはそこまで違和感ないんだけど、キョーコが全然違う。そしてキョーコは実は自分がナナシスに触れるきっかけとなったキャラでもあるので、そのキョーコが違うというのは正直厳しかったです。2日間いろいろ考えましたが、これまでと地続きの同じユニットとして見ることはできないなと感じました。自分が好きだったLe☆S☆Caをライブで見ることはもうできないんだなって。

この『YELLOW』『ひまわりのストーリー』という既存曲スタートは少し残酷だと思ったけど、それでもきっと必要なステップだったのだろうなと。MCパートでは「いつも通りだね」という植田ひかるのMCがだいぶ響きました。なにもかも違うからこそ、それを一番感じているであろう彼女の前向きなコメントに心揺さぶられてしまったというか。

そんな心模様の変遷を経た上で、変化に対するネガティブな感情をひっくるめて。

新生Le☆S☆Caの"ファーストシングル"である『ミツバチ』が素晴らしかったんですよ。

離れていった2人への想いが詰まった歌。メンバーが入れ替わるという辛い経験を、旅立った2人への感謝と応援の曲として昇華させた歌詞。そしてそんな曲を、初代Le☆S☆Caにおいてどちらかと言えばついていく側の立場だった植田ひかるが中心となって歌い上げるその光景。もう感情ぐちゃぐちゃですよね。はっきりと違いを突きつけられた後に、その新しいLe☆S☆Caからこんな歌が出てくるんだもの。歌い分けやフォーメーションまで含めてしっかりとこの曲を見て聴いて、心動かされてしまったわけですよ。このユニットは大きく変わってしまったけど、それでもまた前を向いて歩いていけるんだなって。メンバーチェンジを経たからこそ刺さるみたいなところはあるけど、そういうのも含めて「物語」なので。素晴らしい曲だなと思います。

このLe☆S☆Caは自分が好きだったLe☆S☆Caではないし、まだ井上ほの花が演じるキョーコとは向き合えてないし、これまでと同じ気持ちで追いかけることはできないけれど。今回1から出発した新しいユニットとして、ニュートラルな気持ちで新生Le☆S☆Caも応援していけたらいいなと思いました。

Le☆S☆Caの話だらけになってしまいましたが、Le☆S☆Ca以外の話も少し。

  • 今回はトロッコを結構活用してくれていて、両日Eブロックという席を引き当てた自分にとってはトロッコだけが人権という感じでした。777の自己紹介パートとかトロッコ近くて至福。あと「やる気元気中島」は今回のベスト自己紹介だったと思います。

  • WN4の『星屑☆シーカー』に繋げるところの「みんなのところに~……いくよっ☆」という始まり方が完璧だったんだよな。あと久々に『SAKURA』聴けて嬉しい。キラーチューンだらけのナナシスの中でも筆頭だと思ってます。

  • 七花少女、初々しさを感じる良いステージでした。『花咲キオトメ』も『スノードロップ』も大好き。あとまりんかかわいい。

  • KARAKURI、自分は2ndぶりということでかなり久々だったんですが、パフォーマンス凄い格好良くなってて驚きました。MCのポンコツぶりは相変わらずでしたが!

  • NI+CORAは両日大西沙織が不参加ということでどうするんだろと思ってましたが、山崎エリイが入っての特別バージョンで披露してくれたの良かったですね。ユニットが揃わないとき、ユニットごと不参加にすることを避けるナナシスのスタイルは割と好きです。SU♡SUTAのほうは流石に厳しかろうけども。

  • サンボンリボンの夏衣装めっちゃすき。アイドルっぽい衣装よりもこういう衣装のほうが日常風景を思い浮かべて刺さるところがある。

  • 4Uってエモいですね……。Le☆S☆Caで心乱れていた自分には、4Uのエモさがすごく優しく染み渡ってきたというか、今更になって単独ライブに行きたくなってきてしまった。『プレゼント・フォー・ユー』最高では?

  • 777の『夏陰』は六咲コニーとの別れの歌なんだろうけど、今回はLe☆S☆Caを思い浮かべながら聴いていたところがあります。その後に『ハルカゼ』に繋がるんだから、いつかLe☆S☆Caと"再会"できるといいなって。

両日とも4時間半という凄まじいボリュームの中にそれぞれのユニットができることを詰め込んだ、とても満足度の高いライブでした。人数的にもハンドリングが難しい規模になってきた中で、しっかりと密度のあるライブに仕上げてくれていて嬉しい。あと個人的にナナシスライブに2days行けたのは初なのでそこも嬉しかったです。堪能した。

その上で今回はとにかくLe☆S☆Caと向き合うライブだったし、『ミツバチ』がとにかく刺さったライブでした。上ではちょっとポジティブな感じでまとめたけど、正直心境としてはまだまだネガティブです。今後ポジティブに受け止められるようになるといいけど、はてさて……。

次のライブの発表がなかったのは少し寂しいところですが、次は12人での777☆SISTERSが見られるといいな。あとできれば777の各ユニットにも新曲を……。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!! 福岡 Fairy STATION

ぴゅあぴゅあAngel、きゅんきゅんPrincessに続くエモエモFairy公演は福岡にて。災害級の豪雨とかいう予報が出つつも、期間中割と雨雲が福岡を回避してくれたのでセーフでした。気がつけば3週間経ってましたが、感想をまとめておきます。

Fairyはとにかくどのユニットも強いなぁという中で、特筆したいのはJelly PoP Beans。自分は桃子担当なんですけど、どうもJelly PoP Beansというユニットにはピンと来てなくて。ゲームではロコが目についた人を誘って結成されましたが、言葉を飾らずに言えばFairyの他ユニット選定後に残ったメンバーで組んだユニットという印象が拭えなかったんですね。少なくとも初見ではユニットメンバーにコンセプトを感じなかったし、楽曲のコンセプトもピンと来なかった。そんな"じぇりぽ"を好きになることができたのは、今回最大の収穫でした。

自分はまあ割と面倒くさいPでして、自分としてしっくり来ない要素が多いものは好きになれないんですけど、そこに解釈をひとつ足して自分を納得させることができた途端に入れ込んでしまうというか。初日の『ART NEEDS HEART BEATS』を見ていて、このじぇりぽというユニットは、ロコが主軸のロコがプロデュースしたユニットというよりは、桃子がメインのユニットなんだという解釈を得たんですよね。解釈というかもはや天啓でした。他の人はそうは思ってないだろうし、担当目線みたいなものは間違いなくあるけれど、自分にとってこのユニットは桃子のユニットです。

桃子が全然タイプの違うロコ・昴・歩といった個性豊かなメンバーからいろんな刺激を受けて、こういうのもアリかもって思えて、桃子自身が最高に楽しんでパフォーマンスをする。桃子がバラバラな個性をひとつにまとめて1かける4をミリオンにする、そんな化学反応を初日の『ART NEEDS HEART BEATS』を聴いて感じたんですよ。あの曲を踊る桃子のなんと楽しそうだったことか。幸いにも初日は割とアリーナ前方だったので、桃子すなわちけーしゃまのパフォーマンスをしっかり見られたんですけど、あのダンスから桃子が楽しんでることがめちゃくちゃ伝わってくるんですよ。レトロポップというのは桃子もきっとピンと来るようなコンセプトではなかったと思うけど、MCでも言ってたようにプロだからとちゃんとモノにしてくる、そんな姿も含めてとても良くって。『月曜日のクリームソーダ』、大好きな曲になりました。タップダンスも良かったです。

D/Zealは単純に強い。ボーカル極振りみたいなユニットが、ジュリアのギターとともに『流星群』歌って強くないわけがないんだよなあ。バンドリなんかの経験がアイマスのステージにフィードバックされて、ついには『SING MY SONG』のオケがギター1本だけという域にまで辿り着いてしまったの改めて凄いなと思います。そしてドラマCDの物語を経ての『餞の鳥』。演出もバシッと決まっていて良かったし、やっぱり物語を積んで描かれる楽曲の世界観というのは強いなと。Fairyの物語の実に半分で死んでいる千早への餞になったことでしょう。あと静香とジュリアの子猫ちゃんコントが面白かったです。シズ、完全にジュリアの舎弟であった。

夜想令嬢は完全に最初から最後までミュージカルで通すというかなり思い切った構成。『昏き星、遠い月』と『Everlasting』の2曲だけでしたが、これがこのユニットでやりたかったことなんだなと。この人達は「演じる」プロなのだと改めて感じる熱演だったと思います。初日はずっと座って観ていたのに対し、2日目は終演後1人、また1人と立ち上がってスタンディングオベーションになってましたね。ミュージカル自体はドラマCDのダイジェストで、単体で見るとちょっとぶつ切れ感があったのが惜しいところではあります。物語的にはノエルの無邪気な残酷さが最高なので、続編欲しいなぁと思ったりするんですが追加公演はどうなるのか。いやくぎゅはいないんですけど。

EScapeはFairyでは唯一これまで通り765カバー曲を披露する構成。ここまで来るとEScapeにも一工夫ほしかったと思ってしまうのは贅沢かな。パフォーマンス的にはFairyでも一番好きなユニットでして、『I.D ~EScape from Utopia~』素晴らしかったなあと。ラスト『LOST』でミリシタのカードイラストを再現するのは、カメラが真上から写った瞬間思わず鳥肌でした。なんでカバーが『LOST』なんだろうと初日は思ってたんですけど、歌詞をよく読むとこれは千早と出会えた感謝の曲として解釈できるんですね。ピコプラを彷彿とした光る衣装も良かったです。追加公演では、最後に感情を手に入れたセリカ型と一緒に歌うとかあっても良いと思うんですけどいかがでしょうか。

後半戦、『瑠璃色金魚と花菖蒲』は改めて圧巻の歌声。『鳥籠スクリプチュア』では久々に天空騎士団の誓いを叫べて満足です。『ローリング△さんかく』はちゃんとUOでさんかくできて5thのリベンジできて良かったし、改めて良い曲だなあと。まさかのしずしほ『Decided』、元々好きな曲をこのコンビで歌ってくれるの最高。『侠気乱舞』が来たのはもう狂喜乱舞ですよ。ジュリアと桃子がいるとはいえまさかラストを飾ってくれるなんて。

ただ個人的には、ソロのトリを昴が飾ったのは首を傾げるところ。どうしても自分には「5thを欠席したから」昴がトリになったように見えてしまって、演者の事情をキャラクター性が関わる部分に持ち込むのはちょっと違うかなと。仙台が翼、神戸が未来と来てるんだから、ラストは静香の『Catch my dream』で飾ってほしかったなあ。

追加公演が発表されたのは「UNI-ON@IR!!!!」というタイトルの「!」が元々4つだったので予想通りではあるんですが、これまで通りのユニット中心での構成のようなので蛇足にならないかちょっと不安だったりします。これまでの地方公演と同じことをやっては「総集編」になってしまうだけだし、どうするつもりなんだろう。期待値は上げすぎず、けれどまたあのユニットたちに出会えることを楽しみにしたいと思います。