Decoration Dreaming!

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2020年の振り返りとおすすめ作品

2020年は大変な年でした。コロナによってリモートワークが急速に普及したことによる利点もあったけど、それでもやっぱり知人と顔を合わせにくいことや、各種のイベントに制限がかかったことで息抜きができないつらさが上回っていて。多くのエンタメに制限がかかり、生きがいを見失ってしまった1年でしたが、後半には少しずつイベントも再開し前を向けた気がします。また感染拡大しまくっており2021年もどうなるかという感じではありますが……。

イベント関係

2020年はコロナによって参加イベント数は激減。東京に住み始めてからの日々の楽しみであり、仕事の息抜きであり、友人と交流する機会でもあったイベントがなくなったのはしんどかったですね。苦労してチケットを手に入れたイベントが次々と中止になり、希望的観測がどんどん打ち砕かれていくあの絶望。今年開催できなくても来年があるようなコンテンツばかりではないし、来年があるコンテンツにも今しか表現できないものはあって。一刻も早い終息を願うばかりです。

参加したのは現地8イベント+有料配信9つ。現地のありがたさを噛みしめる1年でした。後半には有料配信という形でライブが実施されるようになりましたが、「会場に行って」「大勢の人が」「その瞬間を共有する」という非日常的な体験こそがイベントだと思ってるので、自宅で酒を飲みながら配信を見るのは楽しいんだけどイベントという感じではないんだよなと。とはいえアーカイブ配信が見られるのは現地イベントにはない良さなので、配信もやるというスタイル自体はこれからも続くといいなと思います。

イベントからひとつ選ぶならやっぱりもちょの『Agapanthus』ライブ。ツアーだけでなくミリオン、TrySailと立て続けに会える機会が消えてしまったからこそ、久々に現地で会えることに感動しました。この状況下で聴く『No Distance』が本当に心に沁みるんですよ……。

麻倉もも Live 2020 “Agapanthus” @幕張イベントホール - Decoration Dreaming!

ゲーム関係

やっているゲームは去年から変わらずですが、アクティブと自信を持って言えるゲームは今はないかも。新しいやつを始めてみたい気持ちはありますが、周りもやってないとすぐにモチベが下がってしまうのが難しいところ。

  • デレステは担当案件はほぼ無かったもののビートシューターに曲がもらえて嬉しかったのと、グランド放置編成の必要性を感じたので組むべく頑張ってました。やはり目標があるとモチベーションが保てますね。

  • FGOは何だかんだ継続してますが、作りが時代に逆行しているのがつらいので一度ログインが途切れたら引退しそう。iPhoneX系端末への対応が入ったのは良かったです。あと新登場した清少納言がお気に入り。

  • ミリシタはMTGシリーズが良かった反動もあるんだろうけどMTWシリーズがどうもパッとしない感じでモチベが上がらず。加えて周年ライブ中止&配信ライブも無しと盛り上がる要素がなかったのが痛い。アニメ頼むぞ~。

  • シャニマスはストーリーや曲、配信イベントなど色々良いところも多かったんですが、肝心のゲームはゲームシステムと集金施策が厳しいのですぐ現実に戻されますね。限定ガチャを闇鍋以外の形で復刻しないのは流石に。

  • プリコネは全然新要素が追加されないので正直飽きました。夏の10連無料で成果0だったときに気持ちが切れてしまったなと。メインストーリーは読んでるしペコキャルは最高なので、何か新要素が来たらがんばる。

漫画・ラノベ・アニメ関係

コロナで引きこもる時間が増えて、その分読書量も増えた……かと思いきや逆に減ってしまい、趣味を楽しむには心が健康であってこそだなと思いました。あまり新規開拓もできてないので、2021年はもう少し読書量を取り戻していきたいところです。

ここ数年は読書量が減った分アニメが新規開拓の手段になっていて、マイベスト作品を見ていくと2018年から3年連続で年間ベストがアニメなんだよなと。そんな訳で今年も漫画・ラノベ・アニメなどから雑多にベスト作品をご紹介。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

2020年マイベスト。ラブライブ!フェスで興味を持ち、2ndライブを配信で見てとゲームやキャラを知らぬままライブから入った作品なんですが、アニメがぶっ刺さって作品世界にどっぷり浸かることに。毎話すごく丁寧に作られていて面白いなと思ってたんですが、年間ベストにするくらいになったのはセンターポジションたる歩夢と主人公格の役割である侑の関係性、いわゆる「ゆうぽむ」がぶっ刺さったから。侑が他の子を応援するようなムーブを取るたびに歩夢が少しずつ曇っていたのはわかっていたけど、まさか11話であんな形で爆発するとは。『ラブライブ!』シリーズの作品であそこまで踏み込むとは思ってなかったけど、踏み込んだからこそ琴線に触れたんだよなと。

もちろんそこから百合展開になるわけではなかったですが、解決編である12話もよくまとまっていて落としどころとして非常に良かった。11話ラスト~12話の展開を「わがまま」として精算しつつも「答えはわからない」として含みと可能性を持たせる脚本や台詞回しの上手さたるや。11話のあまりの衝撃にその後スクスタにおける歩夢と「あなたちゃん」に関する様々なエピソードを収集し読みふけり歩夢のこれまでの楽曲の歌詞を改めて確認しながら曲を聴いていたくらいには思い入れが深くなってたので、12話は歩夢が侑の言葉から耳を背けるシーンでバンバン机を叩き、せつ菜のシーンと花言葉のシーンとライブ前後のシーンで3回泣いてしまった。

ゆうぽむの話ばかりしてしまったけどゆうぽむ以外の部分も非常に良くて、ラブライブ!の他のシリーズと違って「ラブライブ!」という大会を目標に据えないことで、個々の動機ややりたいことに強くフォーカスしてたのも良かったですね。最後まで侑ちゃんをステージに上げなかったところも素晴らしくて*1ラブライブ!のアニメシリーズの中ではダントツで好きです。2020年で何かひとつ選ぶならこれ、というくらいには素晴らしかったので、ぜひ見て欲しい作品です。

【推しの子】

赤坂アカ×横槍メンゴということで読み始めてみたら冒頭から一筋縄ではいかない転生展開で先が予想できず一気に引き込まれてしまった作品。展開そのものはアイドルというより芸能ものという感じですが、偶像としてのアイの完成度がとても高いなと思うのです。

「アイドルは偶像だよ? 嘘という魔法で輝く生き物」
「嘘はとびきりの愛なんだよ?」

嘘は愛。これが本質を突いていて、アイの生き様そのものだからこそ刺さる。ファンが見たくないものを綺麗に隠してこそ偶像。もちろんそれを隠さずに活動できる世の中のほうが良いんだろうけど、ファン心理というのは綺麗事ばかりではないわけで。このアイというキャラの生き様に惚れ込んでしまったからこそ、少しずつ明かされていくアイの過去から目が離せない。

本編としてはアイの子供2人が主人公なわけですけど、プロローグとも言える1巻でちゃんとお話も魅せつつ徹底的に仕込みをしていくスピード感が素晴らしい。前世でできなかった「やりたいこと」を叶えるためにアイに憧れてアイドルを目指すルビーと、アイを殺した犯人への復讐のために芸能界に戻るアクア。芸能界を第2章と銘打つなら「その先」がありそうな気もするので、この2人が最終的に何を成して、どこにたどり着くのか見届けたいと思います。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

TVアニメ版『レヴュースタァライト』を「再生産総集編」としてまとめ直した劇場版。この『ロンド・ロンド・ロンド』単体でベストというよりは、この映画がきっかけで沼に落ちたので『レヴュースタァライト』シリーズ全体を挙げたい感じです。アニメを最後まで見た上で、理解を深めるのも兼ねてもう一度見てみようという感じで再生産総集編を見に行ったんですが、アニメでは流れていなかった『Star Diamond』という楽曲をすごく気に入り、そこからスタァライト楽曲を色々聴いてるうちに『恋の魔球』という曲を知りまして。これはTV版のまひるのレヴュー曲なんですが、

「ねえ私だけを見ててよ ほら小さな光なんて 真昼になれば消えてしまう」

という歌詞に気付いた瞬間にゾクッとしました。神楽ひかりじゃなくて私を見てというストレートなメッセージ性。これを踏まえてもう一度まひるの話というか嫉妬のレヴューを見返して、ああまひる好きだわもっとまひかれをくださいというのが今です。「約束」なんていう出会う前の話によって自分の隣にいた好きな人が他の女になびいてしまっている状況をコミカルに歌ったこの歌が彩る嫉妬のレヴュー、最高では。もっとまひるの話を見たいなぁと思ってコミカライズとかにも手を出したし、こうしてしっかり見ていくと他のカップリングも見どころ満載なのですよね……。まだまだ深堀っていきたいし、次の新作劇場版も楽しみ。

葬送のフリーレン

そこまでバズってた印象はないんですが、じわじわ評判を広げたのか気がついたら今年を代表する漫画になっていてびっくり。劇的な何かがあるわけじゃないんだけど、かつて魔王を倒し世界を救った勇者パーティーの一員である長寿なエルフが、仲間たちとの過去の旅を思い返しながら旅をするというシチュエーションがしみじみと良い。

ただ単に過去のいい話をしていくのではなく、あくまで今を生きながらもちょっとずつ郷愁を忍ばせてくるのが良いなと。過去を思い返しながら色々な気持ちに整理をつけて進んでいく感じ、「葬送」だなあと思います。勇者パーティーの後日談でありエピローグのようなお話なわけですが、それでもちゃんと今を生きている。そんなしっとりとした良さを今後も見守っていきたいと思う作品でした。

プリンセスコネクト!Re:Dive

アニメがとにかく面白かったんですよね。ゲームのストーリーの核心にはほぼ触れず、メインキャラを絞りつつも多くのキャラを出してコミカルに動かすのに徹していてそれが大正解。あの世界のキャラクターたちのことをとても魅力的に描き出していて、シンプルに楽しく見られるアニメに仕上がっている。このすばの監督と聞いてなるほどと思いました。あのノリでプリコネを動かすとこんな感じになるんだなあ。

とりわけ美食殿のメンバーがあのギルドハウスに集って楽しく過ごしているのが本当にそれだけで満ち足りるくらいに良くて。キャルが楽しそうにしてるのが嬉しいし、ペコキャルが至高でした。そして本編のあとに流れるあのED映像の美しさよ。美食殿のみんなと一緒にあの世界で過ごしたい、そう思わせてくれる作品だと思います。それそのものが仕掛けなんじゃないかという気持ちもあるのでちょっと怖いですが。2期ではなかよし部回があるといいなあ。

Unnamed Memory

ヒロインを好きになれる作品というのは基本外れなしなんですけど、この作品のヒロインであるティナーシャはとても良いですね。普段は敬語を使っていたりと真面目な口調なのに主人公に対するツッコミのときだけ砕けた口調になるのがたまりません。オスカーが度々求婚しティナーシャがあしらう定番の流れがありつつも、徐々にティナーシャがオスカーに惹かれていくラブコメとしてとても良いし、魔女のお話としても面白いです。

ただまあ良いラブコメだと思って読んでいたらいきなり話をひっくり返してきて呆然としたりしてしまうんですが、そこも含めてこの作品の味というか、最後まで何が起きるか油断できないという点において好きです。今5巻まで出ていて6巻が一応ラストらしいんですが、ハッピーエンドになるのかトゥルーエンドになるのか全く油断できない……。

楽園ノイズ

楽園ノイズ (電撃文庫)

楽園ノイズ (電撃文庫)

杉井光による青春音楽ものというだけで読まずにはいられない。自分にとって『さよならピアノソナタ』はオールタイムベストラノベなんですが、本作は紹介記事やあとがきでも名前が挙がるくらいにはさよピを意識して作られているようで、確かに読んでみると令和の時代のさよピリメイクという印象。1巻時点ではさよピほどに劇的な何かがあるわけではないものの、今後への期待も込めておすすめ作品として挙げておきたいなと。杉井光節とでも言うべきテンポの良い掛け合いと、音楽の熱量を伝える描写力。今回はバンドで演奏するのがオリジナル曲中心ということもあって、アニメとかのメディアミックスを見てみたい気持ちも強くなりました。

ちなみに『さよならピアノソナタ』はもう10年以上前の作品ということで読んだことない人も多いかもですが、なんと『推しの子』『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカによるコミカライズがあったりします。こちら原作1巻相当の部分を3冊にまとめており、サクッと読める上に出来も良いのでおすすめです!

*1:これを当然と思うなかれ、妹が姉にプレゼントした曲の初披露で何故か姉とその他のメンバーも一緒に歌い出すのがラブライブ

配信ライブの感想 (その3)

THE IDOLM@STER SHINY COLORS MUSIC DAWN (10/31-11/1)

2ndライブが中止となったシャニの、実質2ndライブという感じの配信ライブ。結果的には2ndライブはタイトルそのままで2021年に開催が決まりましたが、メンバーの揃い具合とか見るとやっぱりこのMUSIC DAWNが2ndライブでいいんじゃないだろうか。配信ながらもしっかりとライブしていて満足度の高いイベントでした。

印象に残ったのはやはりノクチル。自分はライブ時点ではノクチルほぼ未履修だったのでライブ後に色々気付いたんですが、あの無人の観客席が「天塵」ラストの再現になってるのはまさに状況の妙。無観客開催で再現度が上がるというのは強い。そして2日目は樋口がいなかった中、欠けた穴を埋めないんですよね。理由を色々想像しながら見てたんですが、履修してみたら別に高尚な理由じゃなくて「樋口いないんだからそりゃ樋口パートは歌わないでしょ」くらいな感じっぽくて衝撃でした。そこまで含めてとてもノクチルのステージだったと思えるのが面白いなあ。

あとは河野ひよりがいつも通り小宮果穂でナンバーワンだったり、アルストロメリアが最高だったり、ストレイライト優勝だったり、メドレーパートの制服ライクな衣装が良かったりしました。そして何と言っても『シャイノグラフィ』。サビで音階が徐々に上がっていくところがめちゃくちゃ好きなんですよね。最後にタイトルロゴがドーンするところの演出もバッチリ決まっていて、MUSIC DAWNというタイトルに相応しい「夜明け」を見せてくれたと思います。サンセットスカイパッセージ良すぎる。

しかしこのライブでついにシャニのソロ展開が発表されてしまったのがなあ……。シャニはユニット中心で展開するからこその強さがあると思っていて、ソロ展開はユニットの強さを薄めてしまうのではと不安です。そういう意味では3rdツアーは今後シャニとどう向き合っていくかの分水嶺になりそうです。個々の個性が表に出ていくことでユニットとしてもより強くなる……みたいな意図であればいいんですが、ファンからの要望に応えてとかだと厳しいなあ。頼むぞ高山。

麻倉もも Live 2020 “Agapanthus” 配信 (12/23)

配信も見たけど何度見ても最高だし今日も推しが可愛い。でもいろはすとかチリトマトのMCがカットされてたのが悲しい。12/30までアーカイブ見られるので全人類見て。

ライブの感想はこちら

麻倉もも Live 2020 “Agapanthus” @幕張イベントホール - Decoration Dreaming!

麻倉もも Live 2020 “Agapanthus” @幕張イベントホール

そのライブはあまりにも楽しくて、鮮烈で、脳裏に焼き付いて離れなくて。
少し大げさかもしれないけど、止まっていた時が動き出したような2日間でした。

ここ6年くらいライブを生きがいにしてきた自分にとって、コロナでライブに行けない日々というのは実に彩りに欠けた日々だったんですが、待望のリアルライブに9ヶ月ぶりに参加してきました。4月~5月にあるはずだったもちょのツアー6公演をぎゅっと2日間に詰め込んだライブ「Agapanthus」。最高に楽しかったし、久々のライブが最推しであるもちょのライブだったのが本当に嬉しかった。立てないとか声が出せないとかそんなのは些細なこと。推しがステージの上で輝いている姿を間近で見ることができる、すべてが楽しくて幸せな時間でした。声が出せないのもマイナスばかりではなくて、1stライブ「Peachy!」で厄介に泣かされた自分としては、厄介に悩まされずに済んだというのはむしろ良かったのでは。

久々の生のライブというのはもうそれだけで感慨深くて、1曲目『Agapanthus』でもちょが登場した時点で最高の1日になることを確信しました。丁寧に飾り付けられたステージで花に囲まれて登場し、薄いカーテンに映像を投影したりと驚くほどに世界観が作り込まれていて、遠くから見るとおとぎ話のワンシーンに見えるほど。現実のライブなのに一種の非現実感すらあって、もう感情が追いつかないよね。妖精かな、天使かな。

もちょがね、歌いながら涙ぐむんですよ。こんな状況で不安でいっぱいで、どれくらい人が入るのかもわからないし、拍手もどんな感じになるのか……みたいな状態の中で、会場一面の光を見て1曲目から感極まってしまったという『Agapanthus』、響かないわけがないんだよな。もちょは「全然歌えてなくてすみません」みたいなことを後日言ってましたが、むしろあの歌をもう一度見たいくらい感動しました。

素早く衣装替えしての『スマッシュ・ドロップ』は、なんかもうめちゃくちゃ「アイドル」してて。この曲自体はTrySailのライブでも聴いてたけど、全然違う曲に感じたくらいに眩しかった。サビのダンス良かったなあ。リハーサル動画を見てたこともあり、細かい振り付けにも注目しながら見れた気がします。

続いての『カラフル』はこれまでも振りコピしてた曲ではあるけど、ライブ前に公開された振り付け動画を見たことでちゃんと踊れるようになって楽しかった。「人生どうにでもなれ~」は名言すぎるでしょ。

MCももちょ節炸裂でした。「現実はこんなもんで~す」とか言うけど、むしろ現実でもこんなに可愛いんだよな……。

前半パートは手紙を軸とした映像を合間に流しながらの、恋の歌を中心とした構成。Agapanthusのアルバムにも便箋とペンがついていたっけ。長い間会えていない相手に向けた手紙というのは今の状況とも重なっていたりと、今を意識した演出が多かったなと。『Twinkle Love』では机に仕込まれたカメラでもちょとビデオ通話しているような演出があってよかったし、『今すぐに』はまさにコロナで会えない状況と重なる曲で、しっとりと歌う姿に歌上手くなったなと感じます。感情の込め方が広がっていて、「オトナもちょ」としての成長を感じました。

衣装替えからの後半パートは盛り上がる曲で畳み掛けていく構成。声が出せなくてもアップテンポな曲は楽しいし、声が出せなくても楽しめる工夫を随所で感じました。このパートで着ていた赤い服がめちゃくちゃ好みで、MCのときに「まわってー」って言えない僕らに対して「ほれー」「ほらよー」とセンターステージ四隅をくるくる回りながら衣装を見せてくれるの最高でした。この「ほらよ」って雑な感じが良すぎませんか。しょうがねぇな見せてやるよ、みたいな。そういう雑もちょもっと見たい。『秘密のアフレイド』はこの衣装にぴったりの、アップテンポでかっこいい系の曲で大好き。もちょはかっこいい曲も歌いこなせるポテンシャルの持ち主なので、かっこいい曲増えてくれると嬉しい。

MCでは黄色・赤・緑のチームに分かれてクラップするコーナーがあり、2日目の「花の名前でチーム分け」からの雑草チームへの反応が完全にご褒美でちょっとうらやましかったひまわりチームマンです。「お前ら雑草だろー?」「滑稽だなぁ」とか言っててめちゃくちゃ笑った。後日Talking Boxでも「ひどいことたくさん言っちゃったんですけどw」と話題にするくらいには冴え渡っていた妖刀アサクラ、今回も切れ味抜群でした。そこからの『Shake it up!』は今回のアルバム一番の盛り上げ曲なので声出したかったけど、振りを一緒にやるだけでも楽しかった。あのグルグル回す振り付け、もちょも「慣れたもんですね~」とか言ってたので次やったら絶対UOグルグル曲になるんだろうな感がある。あとやっぱり『Fanfare!!』は最高にブチ上がるので次は声出したいですね。

そして最後は新しい表現に挑戦したという『僕だけに見える星』。もちょが恋の歌から少し離れて自分が表現したいものを広げ始めた感じがあって良いなぁと思います。どこかのラジオではサブスクでの視聴回数とかも分析してるみたいな話があって、割と計算されてるんだなぁと。恋の曲だけでなくもう少し色々な曲、色々な表現が見たいと思っていたのでこの方向性は歓迎だし、今後が楽しみです。

2日目アンコール『No Distance』は元々好きな曲だったのに加えて今だからこそ聴きたい曲でもあったので、来てくれてガッツポーズでした。2日目は席もめちゃくちゃ前方だったので、No Distance歌ってるもちょと目が合って物理的にも精神的にも完全にNo Distanceだった。あと『ユメシンデレラ』は1日目にバックステージ正面にいたので正面から「ねぇ付き合って」パート聴けてめちゃくちゃアドでした。

ラストの『365xLOVE』はもう歌詞が自分の気持ちそのままというか、365日君が好きなんだよな……。会えない時間が長かったこともあり、もちょが好きだなあと改めて感じたライブでした。席も2日目は実質前から5列目の花道近くという抜群の引きを見せたし、本当に最高の時間だったなと。そして妖刀アサクラ言うところの「コロナに気をつけてるだけだから」とか言うする必要もなく打ち上げできたところまで含めて楽しかった。次のアルバムはまだ先でしょうけど、アルバム待たずともライブして欲しいなと思います。まずは12/23にあるこのライブの配信を見るぞ。気になる方はぜひ。

あと最後にMCネタを拾っておくと、自分はライブ中に「絶滅してなかったんだ」と言われた、もちょは飲んだことないという「いろはす・もも」をもちょが出るライブで毎回持ち込んでいるマンだったり。別に「俺が麻倉ももだ!」と思っているわけではないですが、もちょ好きアピールの一貫みたいなものなので、「別に嬉しくはないかなw」とか言われちゃったけど今後も続けていく所存です。いろはす掲げてアピールしたんだけど席が前方ステージ側だったのでもちょに見つけてもらえなかったのが無念である。

配信ライブの感想 (その2)

配信ライブ感想、続きです。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2nd Live! Brand New Story / Back to the TOKIMEKI (9/12-13)

ラブライブ!フェスに向けての予習で興味を持ったニジガクの2ndライブということで、1日目の夜公演と2日目を鑑賞しました。Twitterで実況しつつも3時間しっかりライブの世界に浸らせてくれたので満足度高め。ニジガクはソロ中心のプロジェクトということで興味を持てないキャラも出てくるかなと思ってたんですが、そもそもどのキャラもあまり知らなかったので逆に全員に興味を持って見られた気がする。

本命はやっぱり楠木ともり/優木せつ菜による『LIKE IT! LOVE IT!』。勢いと疾走感、パフォーマンスまで高いレベルでまとまっていて強かった。『CHASE!』も相変わらず強いし、優木せつ菜しか勝たん。あとは上原歩夢、桜坂しずく、天王寺璃奈あたりがちょっと気になってます。

ユニットの方はキャラ的にA・ZU・NAかなと思ったんですが曲の方向性はあまり刺さる感じではなく、自分の中ではバンドリにおけるハロハピに近いポジションに落ち着きそうな印象。曲としてはQU4RTZが2曲とも可愛い雰囲気が出ていて良かったです。DiverDivaの『Love Triangle』も好き。朝香果林と宮下愛というコンビは色々化学反応が起きそうで面白い組み合わせだなぁと。

そんな訳で1日目は満足だったんですが、2日目は1曲目中心で真新しさがなかったのはちと残念。とはいえソロ中心だとセトリが窮屈になるのは宿命ではあるので、次の機会を楽しみにすることにします。この時点ではキャラはほとんど知らなかったので、アニメでキャラを知ってどう印象が変わるかというのも楽しみ。

エアワルキューレ プレミアム LIVE TOUR 2020 ~ワルキューレはあきらめない~ (10/3)

ワルキューレは現地で見てみたいと思っていた中でオンラインライブになってしまったのは残念ではあったけど、しっかりと密度の濃いライブを見せてくれて満足でした。鈴木みのりの綺麗な声とJUNNAの力強い声がツートップを飾るのがとにかく強いし、この2人によるデュエットで『GIRAFFE BLUES』聴けたのが嬉しい。歌が上手すぎるんだよな……。

地球でのツアーも叶うかも、と何度か仄めかして期待させたあとに本当にZeppツアーを発表してくるのは盛り上がるし、その勢いのままに『未来はオンナのためにある』→『ワルキューレはとまらない』と畳み掛けてくるの、本当にワルキューレは諦めないし止まらないんだと思わせてくれる力強さがあったなと。『ワルキューレはとまらない』のラスサビ前で鈴木みのりが準備運動してラスサビで大暴れしてたの良すぎた。

鈴木みのりは自分が知る限りソロ・ワルキューレ・シンデレラでそれぞれ違った表情を見せてくれるアーティストだと思うんですが、ワルキューレにおけるパフォーマンスが一番好きです。明るさと勢いと歌唱力が十二分に発揮されていて、ビシッと決めたかと思えば底抜けに明るく大騒ぎする姿を見せてくれたりして。『ルンがピカッと光ったら』では、無観客とか気にせず画面越しに煽ってくるし。常に「今」に全力投球なところが良いですね。

10曲1時間の短いライブではあったけれども、ツアーに向けて準備を重ねてきたワルキューレの実力を見ることのできる密度の濃いライブだったと思います。ワルキューレの活動が、ライブがこれからも続いていくことが嬉しい。Zeppツアー行きたいなあ。

配信ライブの感想 (その1)

コロナにより世界が変わってしまった昨今、ライブの形態も変わりつつある中で、自分にとっての「ライブ」とはなんだろうかとよく考えます。オンラインライブと称してライブの配信映像を見る体験は果たしてライブなのだろうか。とはいえオンラインライブという体験は今だけのものかもしれないので、一通り感想はメモしておこうかなと。

TrySail Online Studio LIVE (8/29, 9/20)

事前収録ライブということでBDに収録されたライブ映像を見るようなものかと思ったら、どちらかというとMVを見ているような感覚でした。事前収録だからこそできるカメラワークや演出もあったけど、それが良くも悪くもライブっぽさを失わせてしまった気が。とはいえリアルライブでは絶対できないカメラワークとかもあってそこはとても良かったし、特に『High Free Spirits』や『adrenaline!!!』のカメラはスタジオライブならではの臨場感でした。

ただ「1時間半のライブ」を銘打っておきながらライブパートが45分で残りはアフタートークというのは、どうしても物足りなさと肩透かし感があったなと。45分経ってスタジオに映像が戻り「もう半分終わったのか」と思ったらライブがそれで終わりで、続きは別料金というのはちょっと。Part1と2合わせればライブ1本分の価格と曲数なので価格が高かったとは思わないんですが、期待値コントロールの難しさを感じました。5周年ライブがこんな形で終わってしまうのは悲しいので、何らかの形でリベンジして欲しいなあ。

色々言いましたがもちょは最高に可愛かったです。Agapanthusライブのリベンジも決まりましたし、とても楽しみです。止まっていた時が動き出したというと大げさかもしれないけど、そんな気持ち。

シンデレラたちの24時間生放送 (9/5-6)

的場梨沙がステージに立つ日がついに来たのに、その光景を配信を通してしか見れないというのはちょっと複雑な気持ちではあって。元々は「SS5A」的なイベントとして計画されていたんだろうなぁと思うと悔しいですが、真の意味でステージに立ってくれるその日を楽しみに待つことにします。『輝け!ビートシューター』、このステージを待っていたんだ。

小市眞琴がキレッキレのダンスで引っ張って、集貝はなが必死に食らいついていくその感じが、まさしく結城晴と的場梨沙でした。そこに小市眞琴と集貝はなの先輩後輩としての関係性や、梨沙に声がつく前から小市さんが梨沙のことをすごく大事に思ってくれていたこととか、そういったキャラクターと演者の物語が重なり合ってステージの上で形になる、この体験が「2.5次元」ならではのものだと思うんですよね。7thの名古屋で梨沙に声がついたことを受けて涙してくれた小市さんが、この日ビートシューターとして梨沙と一緒にユニット曲を歌っている、それがもうこの日のライブのすべてでした。次こそは現地で見届けられることを願ってます。

配信ならではの新しい試みだったARライブは雰囲気が出ていてよかった一方で、目の前をオブジェクトが通ったり、全体的に引きの絵が多かったり、解像度の差が歴然としたりして没入感を削ぐ部分も多く。まだまだこれからの技術だと思うので、今後に期待したいところ。あとライブじゃないんですけどFunky Dancing Nightでのじょが莉嘉としてラップを披露してくれて最高だったということを申し添えておきます。『リトルリドル』めちゃくちゃ良かった……。

行く予定だったライブたち

あまりにもライブがなさすぎて更新ネタがないまま放置していたら邪魔な位置に広告が出てしまったので、コロナによって中止になってしまった、チケットを確保していたライブたちをここに記録しておこうと思います。

日程 ライブ
3/8 ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~
3/21 THE IDOLM@STER SHINY COLORS SPRING PARTY 2020
4/19
4/26
5/17
麻倉もも Live Tour 2020 "Agapanthus"
5/2
5/3
THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY
5/23
5/24
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!!
6/27
6/28
TrySail 5th Anniversary Live "Go for a Sail"

失われたライブが多すぎて辛いですが、今は少しでも早く元通りにライブができる日が来ることを心待ちにしています。というかもちょに会える機会がこの期間だけで6回分潰れていて泣くしかない。念願のライブツアーだったのに……。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock! @京セラドーム大阪

シンデレラ7thライブ千秋楽、大阪公演のテーマはロックということで、とにかく生バンドによる演奏が最高なライブでした。普段は特段印象に残らないような曲でも生バンドで聴くとめちゃくちゃ映えたりして、これまでのどのシンデレラのライブよりもバックの演奏に意識を向けて音楽を楽しんだライブだったし、どの曲も楽しみにできるって純粋に凄いことだなと。ステージ構成も演出もかなりシンプルでしたが、その分演奏とパフォーマンスに集中できたのでよし。センターステージくらいは欲しかった気持ちもありますけども。

個人的なところでは、大阪は良くも悪くも「推し」が少なかったのでその分気楽に楽しめたなと。選曲や出番、歌唱メンバーに一喜一憂しなくて済むという意味では、7thの中で最も純粋に「ライブ」を楽しめた公演かもしれないです。好きなキャラがいてくれたほうが楽しいのは事実なんですけど、担当がいるライブって色々と細かいところが気になってしまう性分なので。

  • 開幕『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』からすでに「見たい/聴きたいものをお出しされた」感がすごくてブチ上がりました。開演前にちょうど生バンドで聴きたい曲として思い浮かべてた曲だったんですよね。「だ・か・ら! 拓け!」のところは6th名古屋での奈緒への返答のような気がして熱かった。

  • 和ロックはほんと生演奏が映えるなあという『美に入り彩を穿つ』『義勇任侠花吹雪』。好きです。

  • まさかやるとは思ってなかった『オウムアムアに幸運を』。梨沙が歌った初めての曲であるこの曲はリリース以降めちゃくちゃ聴いてるし大好きなのですが、だからこそ下手な形ではやってほしくないと思っていたので、オリジナルメンバー2人だけでの歌唱というのは正解でした。そして2人だけの歌唱でもだいぶ響いたので、オリジナルメンバー5人での歌唱が楽しみ。

  • フォーリンシーサイド新曲良かった。花井美春はやっぱり歌上手いなぁ。最後に拳を合わせるのがまたエモい。そして毎回ライブのたびに年齢を言ってきた東山奈央がついに次に「28ちゃい」になるというのが更にエモい。

  • 『生存本能ヴァルキュリア』で気づいて以降、出番があるたびに注目してしまったのが関口理咲。歌声は通ってて力強いし、ダンスのキレもあるし、何より白雪千夜というキャラクターをステージ上で表現してる感が徹底してて強かったです。緊張してたのもあるんでしょうけど表情が全然動かなくて、自分の役割に徹してる感じが凄く千夜でした。2日目の『TRUE COLORS』の終盤くらいでだけちらっと笑顔を見たような気もするけど。あと挨拶とかトークでのポンコツ感も面白かったです。

  • 『Trust me』の「火をつけろ発火!」で燃え上がる炎がド迫力&マジで熱かったの最高でしたね……。1日目はアリーナA、2日目はアリーナBだったので全身で熱と音圧を感じられて、これぞライブでしょ。それ以降も火柱が上がるたびにぶち上がる感じになっていた。

  • 発火の次は『薄荷 -ハッカ-』という。この曲は何気に2ndぶりなわけですけど、好きな曲なので久々に聴けて嬉しかった。北条加蓮への理解はあまり深くはないんですけど、この曲から感じる儚さが自分の中での加蓮のコアイメージなんだなと思います。アコースティックコーナーだったのもとても良かった。

  • そして『in fact』。生演奏でアレンジが入った結果ちょっと前向きな印象の曲に変わっていて、幕張で披露された『to you for me』からの流れも感じてとても良かった。『in fact』は披露するたびに毎回変化を見せてて凄いなと。生演奏がバラード系の曲にも合いすぎていて、やっぱりこれからもガンガン生バンドやっていくべきではと思いました。

  • 『Palette』、地味に生バンド映えする曲だなあというのが新鮮でした。くるくる入れ替わるフォーメーションも良かった。

  • Velvet Rose『Fascinate』、雰囲気というか世界観をちゃんと作り上げてたのが強い。上でも触れた関口理咲のパフォーマンスがとにかく良くて、今後どんな歌を歌っていくか楽しみです。佐倉薫もちとせとしての空気感をしっかり纏っていて、ダークな雰囲気の曲で活躍できそうだなと。

  • 『双翼の独奏歌』、とにかく「双翼の独奏歌」って台詞を合わせるところがビシッと決まっていて痺れました。あとまれいたそ&しきくんがイチャイチャしてるのがめっちゃ楽しかったです。もっとやれ。

  • 大阪のカバー曲は『HOT LIMIT』でゲスト西川貴教だ! みたいな予想をよく見たのですが、自分はやめてくれと思っていたので『HOT LIMIT』をゲストなしのはっしーソロで最後まで歌ったのはほんと100点でした。やるとしても全体曲扱いになるのではと思ってたのでソロでやってくれたの嬉しかったなあ。しまむら的にもオールオッケー! 西川貴教コラボは次のバンナムフェスあたりでやるよきっと。

  • 牧野由依『エヴリデイドリーム~マイ・スイート・ハネムーン』が素晴らしかった。感情の込め方に圧倒されて放心状態で聴いてたし、これを佐久間まゆというキャラとずっと向き合ってきた牧野由依が歌うことにすごく意味がある。最近のシンデレラガールズは良くも悪くも丸くなってるけど、元々デレはめちゃくちゃ尖った個性のキャラを「アイドル」というパッケージに詰め込んだゲームだったわけで。最近忘れがちなんですけど(少なくとも初期の)佐久間まゆヤンデレキャラで、今回の『エヴリデイドリーム』はまさしくヤンデレとしての佐久間まゆが詰まっていたと思うのです。「デートはいつも二人の世界、誰にも邪魔はさせないから」って部分、普段はポップな曲調で目立たなかった「意味」が浮かび上がってくる感情の込め方にほんとゾクッとしました。これ幕張公演でも歌った曲なんだぜ……表現の違いでこれだけ印象が変わるんだなあと改めて感じたし、アコースティックコーナーならではだなあと。そしてその流れでハネムーンに繋がるのがまさに物語。いつも通りのようでいて全然違った曲に感じられる瞬間、最高でした。

  • アコースティックコーナーからの雰囲気をちゃんと塗り替えてくれた『夏恋 -NATSU KOI-』。オーオオオーオオオーって叫ぶの楽しい。そしてステージがビカビカ光りだして何だ何だ、からの『Great Journey』! アニメOPかのようなポップな曲調、これから何が起こるのかとワクワクする感じ。プリコネイベントのEDという発想がなかった。

  • 総選挙組での『Sun! High! Gold!』。「遅れて咲いた花ほど元気をためている」っていう歌詞が本当に新規ボイス組に響く、いや的場梨沙は歌ってないんだけどさ。星希成奏も中澤ミナもすごくりあむと雪美という感じでした(語彙力)。特にこの後のMCでのりあむがマジでりあむだった。梨沙に声がついてからこのライブを迎えられてよかったなあと改めて思いました。梨沙に声が付く前だったら、きっと複雑な想いで見ることになっていたと思うので。

  • アスタリスクの二人での『Twilight Sky』、やっぱこれなんだよな感が半端なかった。もちろん自分はSS3Aのトワスカが最高に大好きなんですけど、このオレンジと青に染まる光景がトワスカの原点だなと思うのです。アリーナ前方だったので迷わずUO折れたの気持ちよかった。

  • 大阪公演のMVPは松田颯水だったなと思います。1日目の『PANDEMIC ALONE』は炎の熱さも相まって盛り上がったし、サビでUO折るのが楽しすぎて。2日目の『毒茸伝説』は、加蓮が歌わなかったことへの残念さもちょっとありましたが(6th名古屋に引き続き!)、迫力ある力強い声を出せるメンバーでの歌唱で強かった。そして何と言っても『紅』。会場全体が赤のサイリウムを「X」の形に掲げるあの光景が今でも深く心に残ってます。この歌をライブのラストにあれだけ力強く歌えるさっつんは本当に凄い逸材だと思うし、さっつんのポテンシャルを存分に活かしたライブでもあったなと。最後の挨拶もグッと来てしまった。大阪公演のロックを託されたのが星輝子だったという事実がエモいし、2ndライブ開演前に流れていたときの「あの」『紅』を覚えていればこそ、今回ちゃんと会場も仕上がった状態で聴けたことが感慨深いです。これを現地で聴けてブチ上がれたの本当に最高でした。

7thライブは各公演ごとにテーマを絞って実施したことでかなり尖った公演を実施できており、刺さる人にはとことん刺さるライブだったなと感じます。テーマごとにこれだけのバリエーションを出せるのはシンデレラガールズが培ってきた引き出しの広さを感じるし、巨大ミラーボールに生バンドとライブ演出面でも振り切っていて楽しいライブツアーでした。あとドーム公演が当たり前になってしまったシンデレラガールズマジ大きくなったなという。

一方でシンデレラガールズはいろいろなものがごちゃまぜになって出てくるところが良さでもあるので、少し「いつもの」ライブが恋しくなる部分もありました。どうしても今回はテーマに沿ったキャラのほうが強かったので。あと名古屋大阪を見てしまうと幕張ももう少し頑張ってほしかった気持ちになる。リアルしんげきはめちゃ楽しかったけど、あれはあくまで幕間ですし。

とはいえシンデレラガールズというコンテンツのポテンシャルの高さを見せつけられたライブツアーだったなと思います。去年の今頃はこんなに前向きな気持ちでツアーを終えられるなんて思ってなかったし、これからのシンデレラガールズが本当に楽しみです。次は9月ということでおそらくデレステ5周年合わせのライブなのですが、きっとそこが的場梨沙の初ステージになるので今から心の準備をしておかなければ……。